miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20220621 筑後国一宮高良(こうら)大社

筑後国一宮高良(こうら)神社です。福岡県久留米市御井町にあります。筑後川を見渡せる高良山に鎮座。古くは高良玉垂命神社、高良玉垂宮とも呼ばれておりました。
社伝によりますと、仲哀天皇の時代に異国の兵が九州を攻撃したとき、神功皇后が西に下り追い返しました。筑前国四王子嶺に上り神仏の助けを祈られた時に高良玉垂命が住吉の神と初めてご出現されたそうです。後に400年 高良山に社殿を創建し、玉垂宮と称したと伝わります。
528年物部麁鹿火が筑紫国造磐井を筑紫御井郡、つまりこのエリアで討った「磐井の乱」の後に、高良大社の神域に神籠石を1300以上囲んだと云われます。それだけ高良山が古代から宗教的にも軍事上でも特別な地位であったと考えられています。ヤマト王権が優勢になった時に九州を監視下に置くには絶好の地。豊臣秀吉の九州攻めもこの地を押さえたそうです。
主祭神は高良玉垂命(本殿内中央)住吉大神(本殿向かって右)八幡大神(本殿向かって左)。この他、本殿内には御客座があり、豊比咩大神(とよひめおおかみ)が合祀されております。
高良玉垂命は記紀には登場しておらず、正体についてはすこぶる把握しにくい謎の隠された神様と云われます。武内宿禰説、藤大臣説、物部祖神説、彦火々出見尊説、新羅神説、高麗神説、徐福一族説など諸説あります。
高良玉垂命を主祭神とするこの大社が伝える「九州の王族の歴史」に強い印象を持った参拝となりました。
 
麓の石造大鳥居。国の重要文化財です。

 
中腹での鳥居。

 
最後の階段です。

 
到着して振り返ると筑後川と平野。はっとする美しさ。風光明媚な一宮です。

 
中門

 
拝殿です。

 
拝殿からの本殿となります。社殿は、ご創建以来何度も建て替えられてます。きました。 江戸時代1660年に本殿、1661年に幣殿・拝殿が完成。権現造。正面からみると、その幅約17m、高さ13m、奥行き32mで、神社建築としては九州最大級の大きさを誇ります。国の重要文化財。

 
高良大社の神域を神籠石が1300以上囲んでいます。物部麁鹿火が筑紫国造磐井を筑紫御井郡、つまりこのエリアで討った後、神籠石が積まれたと社伝にあります。それだけこの山が古代から宗教的にも軍事上でも特別な地位であったと考えられています。ヤマト王権が優勢になった時に九州を監視下に置くには絶好の地です。豊臣秀吉の九州攻めもこの地を抑えたそうです。
 

 
御朱印です。

 

以下ウィキペデイアより抜粋


所在地 福岡県久留米市御井町1番地
位置 北緯33度18分5.83秒 東経130度33分57.28秒座標: 北緯33度18分5.83秒 東経130度33分57.28秒
主祭神 高良玉垂命
八幡大神
住吉大神
社格等 式内社(名神大)
筑後国一宮
旧国幣大社
別表神社
創建 (伝)履中天皇元年
本殿の様式 権現造
例祭 10月9日(高良山くんち)


メモ 178