miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20220728滋賀県大津市坂本 日吉大社

滋賀県大津市坂本にある日吉大社です。
崇神天皇の時代に大山咋神が比叡山に祀られていたものを、現在の地に移されたと伝わっております。東本宮に祀られております。西本宮の祭神・大己貴神は、大津京遷都をした天智天皇が遷都翌年に都の鎮護のため大神神社の祭神である大物主神を大己貴神として勧請し、新たに西本宮を建てて祀ったと言われます。
また後の平安京遷都に際しては、この地が都の表鬼門(北東)にあたることから都の魔除けの社として信仰されました。最澄(伝教大師)が延暦寺を創建(788年)した後は、その近さから最澄の山岳信仰と結びつき、山王権現と呼ばれ山王信仰が発展しました。
全国に約3,800社ある日吉・山王・日枝神社の総本宮本山です。猿を神の使いとし神猿(まさる)と呼ばれ「魔が去る・何よりにもまさる」として縁起の良いものとされてきました。
摂社の牛尾宮(大山咋神荒魂)と三宮(鴨玉依姫命荒魂)が八王子山(標高381m)に山中にあります。この摂社の間にある高さ10mの岩=「金大巌」が神社始まりの場所とされており、創祀の始まりは古代における神体山の信仰の面影を感じます。
多くの国宝・重要文化財がある境内に身に置くと、色々な信仰が重なり、その信仰がつながり現在も大変隆盛している大社だなと感じた参拝となりました。
 
神仏習合の信仰を伝える独特の形の山王鳥居。「合掌鳥居」とも呼ばれております。

 
西本宮です。ご祭神は大己貴神です。楼門は1586年再建。国の重要文化財。楼門の軒下四隅に神猿(まさる)が彫られております。山王の神使の猿が楼門を守っております。

 
境内内の西本宮拝殿。国の重要文化財。1586年再建されました。

 
西本宮本殿。崇神天皇7年創建。1586年再建され1597年に改修されています。国宝です。日吉造りという独特の形です。床下には仏事を営んだ「下床」の部屋があります。

 
東本宮 御祭神は大山咋神 

 
左にある大山咋神の妻の鴨玉依姫神を祀る樹下宮本殿右がその拝殿(共に国の重要文化財)本殿は創建。1595年再建。拝殿も同年に再建。
真ん中に見えるは東本宮拝殿その奥に国宝の本殿があります。樹下宮本殿の拝殿と本殿の間に本殿の拝殿本殿の導線が交差する位置にあります。

 
東本宮拝殿。国の重要文化財。1596年再建。

 
東本宮拝殿。国宝です。668年に創建され1595年に再建。

 
摂社には5つあります。東本宮にて説明した樹下宮(鴨玉依姫命)以外に4社となります。
白山宮(白山姫神)

 
宇佐宮:田心姫神

 
牛尾宮(大山咋神荒魂)と三宮(鴨玉依姫命荒魂)は八王子山(標高381m)に山中にあります。境内から1km片道30分との事。遥拝所に案内の写真がありました。
この社の間にある高さ10mの岩=「金大巌」が神社始まりの場所とされています。

 
御朱印です。

 

以下ウィキペデイアより抜粋


所在地 滋賀県大津市坂本5丁目1-1
位置 北緯35度4分24.4秒 東経135度51分53.9秒座標: 北緯35度4分24.4秒 東経135度51分53.9秒
主祭神 西本宮:大己貴神
東本宮:大山咋神
社格等 式内社(名神大)
二十二社(下八社)
旧官幣大社
別表神社
創建 崇神天皇7年
本殿の様式 日吉造
別名 山王権現
札所等 神仏霊場巡拝の道第149番(滋賀第17番)
例祭 4月12日 - 15日(山王祭)


メモ 194