miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20220731 備中国一宮吉備津神社

備中国一宮吉備津神社です。岡山県岡山市北区吉備津に鎮座します。主祭神は10代崇神天皇がヤマト王権の支配を広げるため、四道将軍を派遣した際、西道の鎮撫を命じられた大吉備津彦命です。7代孝霊天皇の子です。大吉備津彦は三人の家来とともに、ヤマト朝廷に抵抗した温羅(百済王子とも伝わります)一族を平定。桃太郎の伝説のルーツと社伝にあります。神体山となる中山の麓に暮らし281歳でお亡くなり、この地に葬られました。中山の山頂に前方後円墳の御陵があります。社伝によると16代仁徳天皇が吉備国行幸の際に吉備国の祖神として崇め奉斎されたと伝えられます。
境内へは参道途中の階段の上に建てられている北隋神門(国重要文化財)をくぐります。その先に本殿・拝殿があります。入母屋造の屋根を前後に二つ並べた独特な比翼入母屋造で吉備津造りと呼ばれており1425年再建され国宝。大きさは、出雲大社本殿に匹敵するもので、随所に仏教建築の影響がみられます。息をのむ美しさでした。神仏習合は明治の神仏分離を待たず江戸中期に分離され現在に至ります。
回廊は全長360m。回廊の途中に神社最古の建築物である南隋神門(1357年再建・国重要文化財)や鳴釜神事で有名な御釜殿、吉備国平定に活躍した神々がお祀りされています。神社建築の壮麗さから吉備国の勢力の大きさを感じさせます。そしてそれを包みこむ山や森も優しく、屈指の魅力を持つ一宮のひとつだと思いました。時間が許せばいつまでも境内に身をおきたいと感じた参拝となりました。
 
参道です。

 
入り口の注連縄です。

 
吉備津彦と温羅の伝説に基づく矢立の神事が現在でも行われている矢立岩

 
北随神門。1542年の再建で国の重要文化財。神社正面からの参道でここをくぐると本殿につながります。

 
拝殿にある扁額です。

 
拝殿・本殿です。入母屋造の屋根を前後に二つ並べた独特な比翼入母屋造で吉備津造りと呼ばれており1425年再建され国宝。大きさは、出雲大社本殿に匹敵するもので、随所に仏教建築の影響がみられます。息をのむ美しさでした。

 
本殿の屋根です。

 
南随神門です。吉備津神社では最古の建築物。1357年の再建。国の重要文化財で本宮社への回廊途中に建てられています。
 

 
南随神門から見る回廊。回廊の途中に神社最古の建築物である南隋神門(1357年再建・国重要文化財)や鳴釜神事で有名な御釜殿、吉備国平定に活躍した神々がお祀りされています。

 
回廊は全長360m。

 
回廊途中にある御釜殿。温羅が祀られています。鳴釜神事で有名

 
その神事の由来の説明板。

 
御朱印です。

 

以下ウィキペデイアより抜粋


所在地 岡山県岡山市北区吉備津931
位置 北緯34度40分14.4秒 東経133度51分2.2秒座標: 北緯34度40分14.4秒 東経133度51分2.2秒
主祭神 大吉備津彦命
神体 吉備中山(神体山)
社格等 式内社(名神大)
備中国一宮
旧官幣中社
別表神社
創建 不詳
本殿の様式 吉備津造檜皮葺
例祭 5月第2日曜・10月19日
主な神事 鳴釜神事(金曜以外毎日)七十五膳据神事(春・秋)


メモ 180