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全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20220828対馬国一宮論社 厳原八幡宮神社

対馬国 厳原八幡宮神社です。長崎県対馬市厳原町中村字清水山に鎮座します。主祭神は応神天皇・神功皇后・仲哀天皇・姫大神・武内宿禰です。社伝によりますと、神功皇后が三韓征討の帰りに、清水山に行かれ、神霊の気配を感じ山に天の神と地の神を祀ったのが八幡宮の創祀とされています。677年天武天皇の命により清水山の麓に社殿を造営して八幡神を祀ったのが創建と伝わります。
対馬における八幡宮の歴史は古く、平安時代の書物にも書かれ、また鎌倉の吾妻鏡にも対馬守源親光がこの八幡宮以下60余社の神殿修造を申請していた事が記載されています。この時代にこの神社が島の神社の筆頭格であったと推察されております。
対馬には上県郡(木坂・韓国に近い方)と下県郡(厳原の方)に八幡宮があり、上県郡のものを上津八幡宮(本宮 現 海神神社・対馬国一宮)、下県郡の当社を下津八幡宮(新宮)と並び称していた事が鎌倉~室町時代の文書において併記されております。上県郡の伊豆山(海神神社のある山・木坂)から勧請されて下県に祀られた新宮の鎮座地を伊豆が原としたことが「厳原」の由来と伝わります。伊豆はイツク(厳く)の意味で、神がよりつく神聖な山の意味との事。厳原の中心部に位置し、古くから対馬藩主をはじめ島民の崇敬を集めてきた古社です。
「対馬・壱岐」が大陸の「天」の思想・「神様」・「卜占」などを、古代日本にどのように伝えていったのかを知りたいと感じた参拝となりました。
 
厳原の中心地にある神社です。鳥居です。

 
右の参道は厳原八幡宮神社。中央は境内社宇努刀神社(須佐男命)、左は境内社天神神社(安徳天皇・菅原道真公)と今宮若宮神社(小西マリア)

 
ご神木です。

 
神門です。

 
神門をくぐった先に拝殿があります。

 
拝殿です。

 
拝殿内部です。

 
本殿です。安政6年に大改造。その後数回屋根の葺き替えがされています。

 
拝殿脇にある平(ひらの)神社 天穂日命・日本武尊・仁徳天皇・菟道皇子

 
御由緒案内板です。

 
御朱印です。

 

以下ウィキペデイアより抜粋


所在地 長崎県対馬市厳原町中村字清水山645-1
位置 北緯34度12分23.4秒 東経129度17分21.3秒座標: 北緯34度12分23.4秒 東経129度17分21.3秒
主祭神 応神天皇
神功皇后
仲哀天皇
姫大神
武内宿禰
社格等 式内社(名神大)論社
対馬国一宮論社
旧県社
創建 (伝)天武天皇6年(677年)
本殿の様式 流造
別名 厳原八幡宮神社
例祭 旧暦8月15日
主な神事 神幸式
放生会


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