miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20220925石見国一宮 物部神社

石見国一宮物部神社です。島根県大田市川合町にに鎮座します。主祭神は物部氏(祖神天孫饒速日)の氏神である宇摩志麻遅命です。初代神武天皇の東征を助けた神としてと伝わります。
また神武天皇即位後は天香具山命と物部の兵を率いて尾張、美濃、越を平定。天香具山命は新潟の彌彦神社に鎮座し、宇摩志麻遅命は石見国に入りこの一帯を開拓。鶴に乗り、鶴降山で国見をして大和の天香具山に似ている八尾山の麓に宮居したと伝わります。境内に鶴の像があり、御神紋にも真っ赤な太陽を背負う鶴が描かれています。
継体天皇の勅命により社殿が514年に創建されたと云われます。本殿は春日造(変形)でその規模は全国一と案内されています。この神社は宮中でも行われる鎮魂祭(祭神が神武天皇即位の時に宝寿の長久を祈念したという神事)を行うことで、石上神宮および彌彦神社と全国3社にしか見られない貴重な神事として知られています。
近くには世界遺産の石見銀山がありますが、銀山の発見は14世紀。それ以前の古代から定住していた「物部氏族」による八尾山をご神体とした信仰が、出雲に近い石見の地で今も静かに続いていると感じた参拝となりました。
 
境内の全景です。 社殿背後が八百山です。宇摩志麻遅命が鶴の背に乗ってこの地に降り立ちここに宮を営んだとされます。静かな境内でした。

 
御腰掛岩です。 宇摩志麻遅命が天下った祭に腰掛けられたと伝わります。本来あった折居田が道路工事となり保存のため境内に移された。

 
拝殿です。 1938年に建立されました。奥に見えるのが春日造の本殿です。

 
向かって右側が本殿です。本殿は春日造(変形)でその規模は全国一と案内されています。1753年に再建1856年に改築されたそうです。幔幕には神紋「日負鶴」があしらわれております。真っ赤な太陽を背負う鶴が描かれています。

 

御朱印です。

 

以下ウィキペデイアより抜粋


所在地 島根県大田市川合町川合1545
位置 北緯35度9分18.0秒 東経132度30分48.5秒座標: 北緯35度9分18.0秒 東経132度30分48.5秒
主祭神 宇摩志麻遅命
社格等 式内社(小)
石見国一宮
旧国幣小社
別表神社
創建 (伝)継体天皇8年(514年?)
本殿の様式 春日造変形
例祭 10月9日
主な神事 奉射祭(1月7日)
鎮魂祭(11月24日)


メモ 183