miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20220926島根県出雲市大社町日御碕 日御碕神社

島根県出雲市大社町日御碕に鎮座します日御碕神社です。出雲風土記に「美佐伎社」とある古社です。素盞嗚尊を祀る上の宮(神の宮)、天照大御神を祀る下の宮(日沈宮)と二つの宮からなります。総称して日御碕神社とし出雲大社の「祖神さま」として崇敬を集めております。上の宮・神の宮の主祭神は素盞嗚尊。柏の葉を投げて自分の鎮座地を決めたことに始まります。元は隠ケ丘に鎮座され現在地への遷座は3代安寧天皇時代(紀元前536年)と伝わります。下の宮・日沈宮の主祭神は天照大御神。元は文島(現・経島)に鎮座し、天照大御神の託宣により素盞嗚尊の子孫の天葺根命(宮司家は天之葺根神の子孫とされています。)が奉斎したのが始まりと伝わります。現在地に移ったのは948年と云われます。3代徳川家光が再建した社殿12棟や鳥居・石灯篭などが国の重要文化財に指定されております。
伊勢神宮が昼の日本を守るのに対して日沈宮は夜の日本を守るとの文言が社の御由緒略記内で紹介されていました。出雲国の日の入りの地で権現造りでこれだけ重厚な信仰場所を形成した思いはここなのかなと感じた参拝となりました。
 
境内の配置図です。

 
神社西にある清江の浜の入口にある鳥居です。徳川家光寄進で国の重要文化財です。

 
楼門です。国の重要文化財です。

 
日沈宮(ひしずみのみや)・上の宮 拝殿
境内からすぐの浜にある経島にあったが948年に現在地に遷座と伝わります。主祭神は天照大御神です。

 
日沈宮 拝殿と本殿 本殿が一段高い台にあります。共に国の重要文化財。権現造り。

 
日沈宮本殿の妻飾り 中央に大陽・右に月・左に星の彫刻があります。アマテラス・ツクヨミ・スサノウの三姉弟をあらわしていると伝わります。

 
神の宮(上の宮)です。主祭神は素盞嗚尊です。拝殿です。

 
神の宮の本殿(左)と拝殿(右)です。共に国の重要文化財です。権現造り。

 
神の宮から楼門への回廊です。国の重要文化財です。

 
門客人社  楼門入ってすぐの日沈宮社殿に向かって右側に鎮座します。祭神は櫛磐間戸神です。国の重要文化財です。   

 
客人社 楼門入ってすぐの日沈宮社殿に向かって左側(南側)に鎮座します。祭神は豊磐間戸神です。国の重要文化財です。

 
神社西にある清江の浜にある経島です。境外社・経島神社で日沈宮(下の宮)の元・鎮座地となります。経島は神職以外立ち入り禁止。ウミネコの繁殖地として天然記念物。

 
御朱印です。

 

以下ウィキペデイアより抜粋


所在地 島根県出雲市大社町日御碕455
位置 北緯35度25分46.4秒 東経132度37分45.5秒座標: 北緯35度25分46.4秒 東経132度37分45.5秒
主祭神 天照大御神
素盞嗚尊
社格等 式内社(小)
旧国幣小社
別表神社
創建 安寧天皇13年
本殿の様式 権現造
別名 通称「みさきさん」
札所等 出雲國神仏霊場20番
例祭 8月7日
主な神事 御寄神事、御饗神事、釿始祭、和布刈神事、例大祭/神幸祭、爪剥祭、神在祭/神去出祭、神劔奉天神事


メモ 276