miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20220926出雲国二宮 佐太神社

出雲国二宮の佐太神社です。島根県松江市鹿島町佐陀宮内にあります。出雲風土記に記載のある古社です。創建は垂仁54年の創建で、養老元年(717年)に再建されたと秋鹿郡佐田大社之記にあります。
大社造りの三殿並列の社殿は大変珍しく、国重要文化財となっております。祭神は正中殿、北殿、南殿に、秘説四柱を含めて12柱が祭られております。真ん中が正中殿(主祭神佐太御子大神、伊弉諾尊、伊弉冉尊、速玉男命、事解男命の五柱)、向かって右が北殿(天照大神及び瓊々杵尊の二柱)、向かって左が南殿(素盞嗚尊及び秘説四柱の計五柱。)
主祭神の佐太御子大神の「さだ」は岬の意味と社の由緒略記にあります(例 愛媛の佐田岬他)。島根半島一円の祖神で出雲国四大神の内の一柱で『出雲国風土記』に登場する神様。神社では明治時代以降佐太御子大神は猿田彦という事を公式見解とされております。時代と共に異動する主祭神と、南殿の秘説四柱。この神社の信仰の何か重要な点を感じます。
御座替神事は全ての本社・末社の茣蓙(ござ)を取り換える祭りで、毎年遷座祭りとして行われています。古来より「佐陀の秘儀・重儀」とされているそうです。国の重要無形文化財・ユネスコの無形文化財に指定されております。
この地は多くの遺跡が出土し出雲でも縄文から弥生にかけて早くから集落化された所だと鳥居前の歴史の案内板にありました。この土地の信仰には古代出雲信仰の基底・重要な原型があり、ゆえに地位が高い重要な神様がこの社におられるのではとふっと感じた参拝となりました。
 
境内です。ご本殿三社が印象的です。三殿並列の社殿は室町時代には確立してたと伝わります。
 

 
立派な狛犬です。

 
隋神門です。

 
大社造りの三殿並列の社殿は、大変珍しく、国重要文化財となっております。
祭神は正殿、北殿、南殿に、秘説四柱を含めて12柱が祭られております。
真ん中が正中殿(佐太御子大神、伊弉諾尊、伊弉冉尊、速玉男命、事解男命の五柱)、向かって右が北殿(天照大神及び瓊々杵尊の二柱)、向かって左が南殿(素盞嗚尊及び秘説四柱の計五柱。)

 
本殿を南殿から見ております。

 
神社境内の南奥の山に続く参道を70m歩くと伊弉冉尊を祀る「母儀人基社」があります。比婆山の神陵を移したとも伝わります。古代からの祭祀の対象で、社殿はできる前の御神座でないかと伝わります。

 
境内地図です。
 
御朱印です。

 

以下ウィキペデイアより抜粋


所在地 島根県松江市鹿島町佐陀宮内73
位置 北緯35度30分32.1秒 東経133度0分23.2秒座標: 北緯35度30分32.1秒 東経133度0分23.2秒
主祭神 正殿:佐太御子大神
北殿:天照大神
南殿:素盞嗚尊
社格等 式内小社、国幣小社、別表神社
創建 養老元年(717年)
本殿の様式 大社造
札所等 出雲國神仏霊場4番
例祭 9月25日
主な神事 管粥神事、直会祭、神在祭裏祭、御田植祭、御座替神事、例祭、神在祭


メモ 277