miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20220926島根県松江市美保関町 美保神社

島根県松江市美保関町 美保神社です。島根県松江市美保関町の美保湾に鎮座します。事代主神「ゑびす社」3385社の総本宮です。日本の文献上最初にこの美保の地で釣りをしたのが事代主神に由来します。
創建は不詳ですが、境内から4世紀頃の勾玉の破片や雨ごいに使われた6世紀の土馬が出土してますので相当古代より信仰の場であったと伝わります。主祭神は三穂津姫命(大国主神の奇魂・和魂である大物主神の后)と事代主神(大国主神の息子・母は神屋楯比売神)です。本殿は「左殿(大御前)」に三穂津姫命、「右殿(二御前)」に事代主神が祀られています。本殿は大社造の二殿の間を「装束の間」でつないだ特殊な形式で、美保造または比翼大社造とよばれて国重要文化財です。1813年再建。
出雲国風土記には、大穴持命(大国主神)と奴奈宣波比売命(奴奈川姫命)の間に生まれた「御穂須須美命」が美保郷に坐すとの記述があります。この神は美保関と能登の珠洲の岬(国引き伝説で美保関周辺に引かれた土地)の産土神で美保の地の名前の由来とされます。元々の祭神は御穂須須美命で、徐々に記紀神話の影響により事代主神と三穂津姫命に移り変わったのではと云われます。本殿2棟の間中央に末社・大后社があり、そこには神屋楯比売命と沼河比売命が祀られており、そして境外末社「地主社」に御穂須須美命が祀られております。青柴垣神事・諸手船神事も含めて何度も美保湾に来たいと感じた参拝となりました。
 
鳥居です。

 
境内前の鳥居です。

 
手水舎です。

 
神門です。昭和3年の造営です。

 
神門・回廊です。

 
神門の先の境内です。真ん中が拝殿、奥に本殿があります。本殿は国の重要文化財。大社造の二殿の間を「装束の間」でつないだ特殊な形式で、美保造または比翼大社造とよばれております。

 
拝殿 昭和3年造営。檜造りで、船庫を模した独特な造りで壁がありません、天井・梁がなく、山に囲まれている為、優れた音響効果があるそうです。鳴物をお好みになるご祭神への崇敬から年間を通して音楽の奉納がおこなわれているそうです。

 
拝殿側面です。拝殿の大きさを実感しました。

 
本殿を後ろから見ております。
て右側の「左殿(大御前)」に三穂津姫命、左側の「右殿(二御前)」に事代主神が祀られています。大社造の二殿の間を「装束の間」でつないだ特殊な形式で、美保造または比翼大社造とよばれております。
本殿2棟の間に末社・大后社があり事代主神の母 神屋楯比売命(大国主命が父・古事記記載)、沼河比売命(御穂須須美命の母 出雲風土記に記載)が祀られています。
 

 
神饌所です。

 
ご神竹 当社籾から発生したと伝わる竹

 
美保湾です。真正面に大山が見えます。国譲り神話に因む神事がこの湾で行われます。
12月の諸手船神事は、美保崎にいた事代主神が父の大国主命から国譲りの相談を受け様を儀式化。
4月の青柴垣神事は、事代主が父の大国主国譲りを相談され、譲ることを進言した後、海に身を隠したという様を儀式化。神霊を一年に一度新たにする祭り。1年間鶏肉鶏卵を避け、毎日海で身を清めた2人の当屋が前日から断食し、青柴垣を飾った2隻の船に乗り、港内を一周後、美保神社に参拝、奉幣するお祭りです。

 
御朱印です。

 

以下ウィキペデイアより抜粋


所在地 島根県松江市美保関町美保関608
位置 北緯35度33分44.32秒 東経133度18分21.77秒座標: 北緯35度33分44.32秒 東経133度18分21.77秒
主祭神 事代主神
三穂津姫命
社格等 式内社(小)
旧国幣中社
別表神社
創建 不詳
本殿の様式 美保造
札所等 出雲國神仏霊場8番
例祭 4月7日(青柴垣神事)
主な神事 神迎神事
虫探神事
諸手船神事


メモ 306