miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20220929隠岐国一宮 水若酢神社

隠岐国一宮 水若酢神社です。島根県隠岐郡隠岐の島(島後)町の五箇の集落に鎮座します。たびたびの火災、水害の為古文書が失われてますが、延喜神名帳に名神大社と記されている古社です。創祀は仁徳天皇、もしくは崇神天皇の時代と伝わります。隠岐国は渤海など東アジアからの使者も多く訪れる国でした。
主祭神は海よりこの里に入られた隠岐開拓の神「水若酢命」。国土開発、海上鎮護、北方防衛の神様として就かれたと云われます。配神は「中言命・鈴御前」です。古伝書伊末自由来記によると「中言命・鈴御前」はこの地に渡来した夫婦神と伝えております。「水若酢命」から「中言命・鈴御前」、そして水若酢命の娘と夫婦となった初代隠岐国造となる「十挨彦命」へこのエリアの支配権・司祭権が移行した事を物語ると書かれておりました。(「水若酢神社」 水若酢神社宮司著 西郷港観光案内所ブックコーナー蔵書)
水若酢神社の本殿は、玉若酢命神社とともに大規模な隠岐造で有名です。国の重要文化財。1795年に再建されました。屋根の茅は五尺の茅2700束で20年ごとに茅替えが行われています。境内横には2基の6世紀~7世紀の古墳がありました。古代から隠岐の信仰の中心地として、多くの方々に本当に大切にされてきた神社だと感じた参拝となりました。
 
一の鳥居です。水若酢神社の社号標があります。

 
二の鳥居です。

 
静かでのどかな参道です。

 
隋神門です。

 
拝殿です。

 
向かって左が拝殿、右が本殿となります。

 
本殿です。現在の本殿は1795年に建てられました。代表的な隠岐造として国の重要文化財となっています。茅葺です。

 
本殿の昔の鬼板

 
土俵 20年に一度遷宮相撲が行われるそうです。隠岐古典相撲は、二番勝負。一番目は真剣勝負。後の二番目は敗者に勝ちを譲ります。必ず一勝一敗になるようにとの配慮。人情相撲とも呼ばれております。なにか島のやさしさを感じました。

 
御朱印です。

 

以下ウィキペデイアより抜粋
 
所在地 島根県隠岐郡隠岐の島町郡723
位置 北緯36度16分48.78秒 東経133度14分56.54秒座標: 北緯36度16分48.78秒 東経133度14分56.54秒
主祭神 水若酢命
社格等 式内社(名神大)
隠岐国一宮
旧国幣中社
別表神社
創建 (一伝)第10代崇神天皇年間
(別伝)第16代仁徳天皇年間
本殿の様式 隠岐造
例祭 5月3日
主な神事 祭礼風流(隔年5月3日)


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