miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20210921立石寺(りっしゃく)寺(山形県山形市)

山形県山形市大字山寺にあります立石寺(りっしゃく)寺です。東北山岳信仰の昔からの姿を伝えるお寺です。1000段の石段が標高差160m。その山道先にある岩に仏堂が30余りたっております。芭蕉が山道の途中の「せみ塚」の蝉の声を聴いて「閑けさや 岩にしみ入る 蝉の声」と句を詠んだ事でも知られております。
比叡山を開いた天台宗最澄が灯し、法華経の教えと共に未来にわたり受け継いでいく燈明「不滅の法燈」が比叡山延暦寺・立石寺両寺で分け合いながら、現在までともし続けられております。法燈に油を注ぎ忘れると灯は消えることが「油断大敵」の語源となった事を初めて知りました。立石寺では根本中堂で祀られております。元の比叡山の「不滅の法燈」は織田信長に焼き討ちの時には一回消えたのですが、立石寺のものを延暦寺が引き継いで今も共に燈されていると云われます。
『3月のライオン 後編』のロケ地でもあり、この参拝の後、映画を見ました。ラストの将棋の対局が五大堂で行われる為、主人公の挑戦者が石段を昇っていくシーンが大変印象的でした。山道は少し体調を整えて登らなければと思う厳しさ。将棋の対局前にはあの立石寺の山道は厳しすぎるのではと感じた参拝となりました。
 
入口 ここから石段1000段上がっていきます。

根本中堂。不滅の法燈があるところ。御朱印頂きました。織田信長に焼き討ちの時に比叡山の不滅の法燈は消えたのだが、立石寺のものを延暦寺が引き継いだ。慶長13年(1608年)の大修理を含め数度の修理を受けているが、現在は慶長13年の姿を保っている。

御朱印 SNS他で拡散しないように言われました。プライベートSNSなので載せました。

山門。ここから奥の院は800段。300円入場料あり。安いものです。

「閑けさや 岩にしみ入る 蝉の声」山道途中にこの句ゆかりのせみ塚。嬉しかったのは9月中旬、蝉が少し鳴いておりました。

 
弥陀堂 4.6mの阿弥陀如来を削りだす。自分にはその姿見えませんでした。

仁王門 1848年再建

大仏殿・奥之院 ようやく頂上。1000歩コンプリート。1時間くらいかかりました。御朱印両方とももらいました。妙な達成感で、記念のTシャツ買いました。登頂した人限定Tです。

三十小塔 国の重要文化財。塔頭華蔵院境内の右側の岩壁に南面して掘られた岩屋の内にある、高さ2.5mの木造小塔。相輪に永正16年(1519年)の銘があることから、その頃に造立されたものと思われるとのこと

絶景です

右が開山堂。円仁の尊像が安置。左の小さいの赤い小さなお堂は納経堂。山内で一番古い建物。この足元が円仁の入定窟。

五大堂 五大明王を祀り天下泰平と願う道場 山寺随一の展望台

下りを入れると2時間半でした。本当に楽しいワンデリングでした。曽良はおくの細道の途中加賀でなくなること思い出しました。

最後はご褒美にラムネと大好物たまこんにゃく100円頂戴しました。3月のライオンの映画を見てからまた来たいです!!

 
以下ウィキペデイアより抜粋
 
所在地 山形県山形市大字山寺4456-1
位置 北緯38度18分45.2秒 東経140度26分14.6秒座標: 北緯38度18分45.2秒 東経140度26分14.6秒
山号 宝珠山
院号 阿所川院
宗派 天台宗
本尊 薬師如来
創建年 伝・貞観2年(860年)
開山 伝・円仁
別称 山寺
札所等 四寺廻廊
最上三十三観音第2番(千手院)
文化財 根本中堂、木造薬師如来坐像、天養元年如法経所碑、三重小塔、木造慈覚大師頭部 1箇・木棺 1合(重要文化財)
山寺(国の名勝・史跡)
 
メモ 252