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全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20211221 道成寺(どうじょうじ)和歌山県日高郡

道成寺(どうじょうじ)です。和歌山県日高郡にあります。寺伝によると創建は701年。真言宗総本山の高野山より古い、和歌山最古の寺として知られています。今日に至るまで寺の宝は守られ国宝3点、重要文化財11点を誇ります。千手観音立像及び脇侍菩薩立像は奈良時代のもので国宝。他平安仏を多数有する寺です。
古典大衆芸能の寺としても有名です。能・演劇・歌舞伎の演目として有名な『安珍・清姫伝説』の舞台としても知られています。美形の白河出身、この地に修行に来ていた僧安珍に清姫が一晩泊めてあげます。清姫が思いを寄せてしまいました。再び会おうという約束を反故された後、蛇に変化して追いかけて、道成寺で鐘ごと安珍を焼き殺しました。後に二人は輪廻転生するが、二人の願いにより道成寺の住職の読経による供養で成仏できたという仏教説話です。
現存する仁王門・三重塔・本堂は奈良時代の門・塔・講堂の跡にそのまま建てられております。境内にいると奈良時代にタイムスリップした思いがしました。1300年の歴史を感じる素晴らしいお寺だと感じた参拝となりました。
 
 
 
仁王門 本堂、門、石段、参道が一直線に並んでいます。国の重要文化財。1700年再建。

 
正面の石段は、登りやすく、降りやすいと言われる。左右の土手が逆八の字に開いていて、遠近法を逆利用している。

 
本殿 国の重要文化財。壁板に1357年の墨書があり、この頃の竣工と思われます。

 
千手観音菩薩 国の重要文化財

 
三重塔。1764年に再建されました。

 
安珍・清姫の物語の舞台とある寺。今度歌舞伎でみるのが楽しみです。

 
最近の発掘調査で、創建時の道成寺が法隆寺を左右逆にした伽藍配置(がらんはいち)だったことが判明。では、法隆寺に今も残る鐘楼を道成寺に当てはめると・ ・ ・入相桜(いりあいざくら)という名木の場所です。その桜の回りからは、なんと焼け土が出土しました。やはり鐘楼で放火心中があったのか?初代の鐘楼の跡で、安珍が焼け死んだと伝えられている場所です。

 
全体写真 初めて訪れた道成寺は、1300年の歴史を感じる素晴らしいお寺でした。現存する仁王門・三重塔・本堂は奈良時代の門・塔・講堂の跡にそのまま建てられております。境内にいると奈良時代にタイムスリップした思いがしました。

 
道成寺の御朱印

 
以下ウィキペディアより抜粋
 
所在地 和歌山県日高郡日高川町鐘巻1738
位置 北緯33度54分52.2秒 東経135度10分28.4秒座標: 北緯33度54分52.2秒 東経135度10分28.4秒
山号 天音山
宗派 天台宗
本尊 千手観音
創建年 8世紀。寺伝では大宝元年(701年)
開山 伝・義淵
開基 文武天皇(勅願)
札所等 新西国三十三箇所第5番
神仏霊場巡拝の道第6番(和歌山第6番)
東海近畿地蔵霊場特別
文化財 千手観音立像及び脇侍菩薩立像(国宝)
本堂、仁王門、千手観音立像他5件(重要文化財)
境内(国の史跡)
 
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