miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20220730三佛(さんぶつ)寺(鳥取県東伯郡三朝町) 

三佛(さんぶつ)寺です。鳥取県東伯郡三朝町にあります。 標高900メートルの三徳山に境内を持つ天台宗の山岳寺院です。山岳修験の聖地とされ、伯耆富士山麓にある大山寺と合わせて有名です。このエリアでは両寺とも中世には多くの僧兵を抱えたと伝わります。修験道は蔵王権現を祀る吉野・大峯と自然信仰を起源とする熊野が二大勢力と云われますが三佛寺は、両方の要素を持っていると云われます。
奥院の投入堂は垂直に切り立った絶壁の窪みに建てられた建築物で、国宝に指定されております。平安時代に手掛けられた投入堂は、ロッククライマーでもなければ登れない断崖絶壁に絶妙なバランスで建ってます。その建築手法は今もって謎とされますが役行者が法力で堂を小さくして岩窟に投げ入れたと伝わります。登山が必要な山中の参道には国の重要文化財である文殊堂、地蔵堂があります。国宝投入堂は神社建築、三佛寺の鳥居も麓にあり、神仏習合をいまなお色濃く残す古刹でした。
投入堂遥拝所・本殿を参拝しましたが、投入堂までの参道は複数名で登山仕様でなければ参拝出来ないお寺でした。まさに今回は入口周辺の下見となりました。次回はしっかりと準備をして体調を整えて誰かと一緒に山中の投入堂・文殊堂・地蔵堂参拝に挑戦したいと感じた参拝となりました。
 
 
投入堂遥拝所からみた投入堂。奥院投入堂(国宝)。ここまでは2人以上で往復3時間の道のり。今回はやめました。

 
標準だとこんな感じで見えます。

 
ポスター写真とりました。奇跡の建築物「投入堂」。平安時代に手掛けられた投入堂は断崖絶壁に絶妙なバランスで建っており、その建築手法は今もって謎。投入堂はロッククライマーでもなければ登れない場所にある。役行者が法力で堂を小さくして岩窟に投げ入れたという伝説がある。

 
三徳山の案内図です。

 

参道。険しい階段です。

 
本堂です。

 
本殿内です。

 
御前立として祀られていた蔵王権現立像(年輪年代1002年辺材型)1躯が2017年度に国の重要文化財に指定されました。参拝時本殿内にて公開されていました。

 
投入堂までの山の参道の案内図です。国宝・重要文化財のオンパレードです。

 
本殿前の地蔵尊です。

 
三徳山三仏寺の御朱印。右は投入堂の蔵王尊の御朱印です。

 
帰路に三佛寺の鳥居がありました。神仏習合が見られます。

 
以下ウィキペデイアより抜粋
 
所在地 鳥取県東伯郡三朝町三徳1010
位置 北緯35度23分57.5秒 東経133度57分20.7秒座標: 北緯35度23分57.5秒 東経133度57分20.7秒
山号 三徳山(みとくさん)
宗派 天台宗
本尊 釈迦如来
阿弥陀如来
大日如来
創建年 (伝)嘉祥2年(849年)
開山 役行者
開基 (伝)慈覚大師
正式名 三徳山 三佛寺
札所等 中国三十三観音霊場第31番(三佛寺)
伯耆観音霊場第29番(三佛寺)
百八観音霊場第36番(三佛寺)
中国四十九薬師第43番(皆成院)
文化財 奥院投入堂(国宝)
文殊堂、地蔵堂、納経堂ほか(重要文化財)
三徳山(史跡・名勝)
 
メモ 131