miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20220901広島県三原市佛通寺

佛通寺です。広島県三原市高坂町にあります。1397年、沼田高山城主小早川家が、名僧愚中周及禅師を迎えて開かれました。日本屈指の参禅道場として知られる臨済宗佛通寺派の大本山です。愚中禅師は中世仏教界が政治権力に翻弄される中で、禅の本来のあるべき姿を追求し、同時期に建立された京都の禅刹のきらびやかさとは対照的に深山幽谷に籠って己と向き合う禅の理想郷をここ佛通寺で実現したと伝わります。
広島市内の寺院が「原爆」の影響によりコンクリート造りが多い中、佛通寺は中世当時のたたずまいが残り、自然環境に恵まれ、禅の理想郷と云えます。
雨上がりの朝に参拝したこともあり、山の中の静寂な雰囲気が大変印象的な参拝となりました。
 
案内板

 
山門への道

 
愚中周及(佛徳大通禅師)です。 美濃生まれ。19歳の時に元に渡り1341年より約10年間修行したそうです。帰国後(1351) 京都の五山叢林を嫌い, 丹波の天寧寺において多くの弟子の育成を 行った。小早川春平公の要望に応えて佛通寺を創建(1397)した。佛徳大通禅師 と諡号された。

 
輪蔵 経蔵のこと

 
巨蟒橋(きょもうきょう)佛通寺川と記されているこの渓流は、往来より「活龍水」と呼ばれ、佛通寺本寺の結界。橋を渡る者は一切の俗塵を捨て去ろことが必要とされ、  不心得者が渡ろうとすると、どこからともなく蟒蛇が現れて威嚇したという。威嚇されませんでした。

 
佛殿です。釈迦三尊像をが祀られています。寛政の回禄(1796)の後、広島藩主浅野家の外護で文化6年(1809)に再建されました。

 
羅漢庭です。信者の祖先を祀っております。

 
大方丈です。佛通寺の本堂で儀式法要、法話説法の場だそうです。。
現在は十一面観世音菩薩像が本尊である。

 
十一面観世音菩薩像です。童子の顔を写したというこの童子観音像は、高村光雲工房の門派による作

 
多宝塔です。釈迦如来を安置。仏舎利塔と納骨堂を兼ねております。

 
境内の様子です。真ん中が佛殿、向かって右が大方丈となります。

 
境内全体の様子です。

 
御朱印です。

 
以下ウィキペデイアより抜粋
 
所在地 広島県三原市高坂町許山22
位置 北緯34度27分21.1秒 東経133度1分35.6秒座標: 北緯34度27分21.1秒 東経133度1分35.6秒
山号 御許山
宗派 臨済宗佛通寺派
寺格 大本山
本尊 釈迦如来
創建年 1397年(応永4年)
開山 愚中周及、即休契了(勧請開山)
開基 小早川春平
札所等 中国三十三観音12番
安芸三十三観音25番
山陽花の寺21番
文化財 含暉院地蔵堂・絹本著色大通禅師像(国の重要文化財)
木造佛通禅師坐像・佛通寺文書ほか(県重要文化財)
 
メモ 105