miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20230207徳島県徳島市丈六町 丈六寺

徳島県徳島市丈六町の丈六寺です。現在は曹洞宗です。創建は650年。関東地方よりたどり着いた尼僧が、この地に庵を構えたことに始まると伝えられています。県内最古の建造物で祀られる仏像等、四国有数の文化財を有します。三門・本堂・観音堂・経蔵・聖観世音菩薩坐像他が国の重要文化財に指定されており、阿波の法隆寺と呼ばれる古刹です。立てば1丈六尺(4.8m)となる観音堂にある聖観世音菩薩坐像(実際は3m)がお寺の名前の由来となっております。境内には徳島藩藩士らの巨大なお墓が多く現存し、往時の興隆を感じさせます。庶民が墓石を持つようになったのは檀家制度ができる江戸時代以降と考えると、丈六寺の檀家が有力者が多かったことの証と言えます。
戦国時代、この地を治めていた新開忠之が強く、このままでは負けると感じた土佐の長曾我部元親家老が、この寺で和解をしようとした宴会の場でだまし討ちをして、一族郎党を皆殺しになれています。その時に血に染まった板が血天井として生々しく残っておりました。
静かな境内で佇んでいると、いろいろな歴史を重ねてきた「阿波の法隆寺」と呼ばれる古刹だなと感じた参拝となりました。
 
三の門です。国指定重要文化財です。室町末期に造られました。観音堂とともに本県最古の建築物です。

 
観音堂です。室町末期に造られました。三門とともに本県最古の建築物です。

 
聖観音坐像です。国指定重要文化財。観音堂に祭られています。高さはおよそ3.6mで、立ち上がれば身の丈がおよそ4.8m(一丈六尺)になりことから丈六仏と呼ばれます。これが丈六寺の名の由来となっているとの事。

 
本堂です。国の重要文化財です。1629年に藩祖の蜂須賀家正が改築しました。本堂に祀られている丈六寺の本尊は釈迦如来像です。

 
経蔵です。国指定重要文化財です。1568年に僧堂として建立され1727年に経蔵に改修されました。

 
血天井です。本堂向かって右側にある徳雲院の廊下のの天井にありました。戦国時代、この地を治めていた新開忠之が強く、このままでは負けると感じた土佐の長曾我部元親家老がこの寺で和解をしようとした宴会の場でだまし討ちをして、一族郎党を皆殺しにされました。その時に血に染まった板が血天井として生々しく残っております。

 

 
夕方そして翌日の朝にお伺いしましたが、御朱印をお受けすることはできませんでした。
 
 
以下ウィキペデイアより抜粋
 
所在地 〒771-4262 徳島県徳島市丈六町丈領32
位置 北緯34度0分18.8秒 東経134度33分3.4秒座標: 北緯34度0分18.8秒 東経134度33分3.4秒
山号 瑞麟山
院号 慈雲院
宗派 曹洞宗
本尊 釈迦如来(本堂)、聖観音(観音堂)
創建年 伝・白雉元年(650年)
中興年 長享・延徳年間頃(1487年 - 1491年)
中興 細川成之、金岡用兼(開山)
正式名 瑞麟山 慈雲院 丈六寺
別称 阿波の法隆寺
札所等 阿波秩父観音霊場24番
文化財 三門・本堂・聖観世音菩薩坐像ほか(重要文化財)
書院・徳雲院(県指定有形文化財)
 
メモ 135