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全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20230310奈良県宇陀市菟田野 宇太水分(うだのみくまり)神社

宇太水分神社(うだのみくまりじんじゃ)は、奈良県宇陀市菟田野古市場に鎮座します。社伝には、古事記の注釈によると紀元前90年崇神天皇時代年の創建と伝わります。古事記の注釈によると崇神天皇の勅命により水にかかわる神様が祀られたと伝えられております。大和朝廷が飛鳥に置かれたころ、大和の国の東西南北(宇太、葛城、吉野、都祁)に水分神社が祀られた4社の内、東の社とされます。
主祭神は天水分神(あめのみくまりのかみ・第一殿)・速秋津彦命(はやあきつひこのみこと・第二殿・天水分神と国水分神の父神)・国水分神(くにのみくまりのかみ・第三殿)の三柱です。水の分配を司る神で、「くまり」は「配り(くばり)」の意で、水源地や水路の分水点などに祀られます。水にかかわる神ということで祈雨の対象とされてきたそうです。
祀られている本殿は、同じ形式の同じサイズの社殿3棟がつながり並んでおります。建築形式はいずれも一間社、隅木入春日造です。第一殿の棟木に鎌倉時代末期の1320年の墨書があり、第三殿も同時期の建立。第二殿は棟木に永禄元年(1558年)の墨書があり、この時に新築に近い改築を経たと考えられています。第一・第三殿は、隅木入春日造で建立年代の明らかなものとしては最古のものとされ本殿3棟は国宝に指定されております。合わせて摂社の春日神社・宗像神社は室町時代に建立され国の重要文化財の指定を受けています。
宇陀の地で古くは市が立った場所にあり、多くの古木に囲まれた境内は子供が遊んでいました。昔からこの地では「みくまりさん」と呼ばれ信仰、そして親しまれております。美しい水の守り神の神社。国宝の水の守り神の本殿三殿は本当に美しく、いつまでも目を離すことが出来ず、離れがたい思いをした参拝となりました。
 
社号標です。

 
二の鳥居です。

 
静かな境内です。子供たちが遊んでいました。

 
拝殿です。1973年造営。

 
本殿です。主祭神は天水分神(あめのみくまりのかみ・第一殿向かって右)・速秋津彦命(はやあきつひこのみこと・第二殿・天水分神と国水分神の父神・中央)・国水分神(くにのみくまりのかみ・第三殿向かって左)の三柱です。祀られている本殿は、同じ形式の同じサイズの社殿3棟がつながり並んでおります。建築形式はいずれも一間社、隅木入春日造です。第一殿の棟木に鎌倉時代末期の1320年の墨書があり、第三殿も同時期の建立。第二殿は棟木に永禄元年(1558年)の墨書があり、この時に新造に近い改築を経たと考えられています。第一・第三殿は、隅木入春日造で建立年代の明らかなものとしては最古のものとされ本殿3棟は国宝に指定されております。

 
向かって本殿三殿の右が境内社春日神社、さらに右が境内社宗像神社です。室町時代創建で国の重要文化財です。

 
本殿見た後境内から鳥居を除いております。二の鳥居の先に一の鳥居がありました。離れがたい思いがした参拝となりました。

 
御朱印です。

 
以下ウィキペデイアより抜粋
 
所在地 奈良県宇陀市菟田野古市場244-3
位置 北緯34度28分28.8秒 東経135度58分14.5秒座標: 北緯34度28分28.8秒 東経135度58分14.5秒
主祭神 天水分神
速秋津比古神
国水分神
社格等 式内社(大)
旧県社
創建 (伝)崇神天皇時代
本殿の様式 春日造
例祭 10月第三日曜日
 
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