miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20230410大分県臼杵市 臼杵磨崖仏(うすきまがいぶつ)

大分県臼杵市にあります臼杵磨崖仏です。平安時代後期から鎌倉時代にかけて彫られたもので、61体の摩崖仏が全て国宝に指定されています。全国ではじめて摩崖仏で国宝に指定されました。誰がどのうような目的で彫ったのかははっきりしていないとの事です。ただこの臼杵荘が藤原氏の流れを汲む九条家の所領だった事が背景にあると云われます。
作風からほとんどが平安時代後期のものとされます。石仏群は4群に分かれます。場所により、ホキ石仏第1群、ホキ石仏第2群、山王山石仏、古園石仏と名づけられております。ひとつひとつの石仏の表情が違い、彫刻のレベルが極めて高いと評価されています。
国東半島にある宇佐神宮の参拝の翌日に参拝しましたが、大分エリアの古代における信仰の幅広さ・濃密さをあらためて知りました。このエリアはその信仰を支える豊かな国(豊前国・豊後国)だったんだなと感じた参拝となりました。
 
ホキ石仏第2群です。阿弥陀三尊像です。平安後期作とされます。

 
ホキ石仏第1群です。大方平安後期の作。

 
ホキ石仏第1群の地蔵十王像です。この像は鎌倉時代の作とされます。

 
山王山石仏です。平安後期の作です。

 
 
古園石仏です。以前は落ちた仏の頭が台座前に置かれていました。元に戻すか住民の方のアンケートにより、僅差の結果で戻されたそうです。平安後期の作です。

 
仏頭が戻される前の古園石仏です。前は4つのエリアとも雨ざらしでしたが、現在は石仏には屋根がつけられております。

 
大変静かな臼杵荘に石仏群があります。

 
御朱印です。

 
以下ウィキペデイアより抜粋
大分県臼杵市
一般には臼杵石仏(うすきせきぶつ)と呼ばれる。
臼杵八ヶ所霊場第一番札所
1995年(平成7年)には、磨崖仏として日本初、彫刻として九州初の国宝に指定
年中行事
特別祈願法要
1月下旬
石仏火祭り
8月最終土曜日(雨天延期)
約1000本の松明に照らされた石仏が幻想的に浮かぶ。西日本最大の火祭りと言われる
年越し供養法要
12月31日
石仏群前に焚かれた篝火と約600本の松明の中で行う法要。「いかづち太鼓」の音で新年を迎える
 
メモ 219