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全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20220511 京都府京都市右京区 梅宮大社

梅宮大社です。京都市右京区梅津フケノ川町に鎮座します。四大姓「源平藤橘」と呼ばれる四大姓の一つの橘氏の氏神を祀る神社と知られます。式内社(名神大社)・二十二社(下八社)のひとつに数えられます。現在は単立神社です。
橘姓の県犬養三千代(後に藤原不比等の後妻)は、美努王の間に葛城王を産みます。この葛城王が臣籍降下し橘諸兄となります。吉備真備や玄昉をブレインとして聖武天皇を補佐した古代の大政治家として知られます。三千代は8世紀前半に橘氏の氏神を祀る社を京都南部に創建、後に奈良の地に移り、平安時代前期になり一族の橘嘉智子(嵯峨天皇檀林皇后)によって現在地に遷座されました。檀林皇后がこの氏社に安産祈願をして54代仁明天皇を出産したことから安産と血統存続の神としてよく知られております。
主祭神は酒解神と酒解子神。ここ梅宮大社でしか見られない神名です。大社では大山祇命と木花咲耶姫命とされますが、本来の由来については多くの説があり定かでないと云われます。奈良から平安初期の朝廷では日本酒醸造の責任者は女人で刀自と呼ばれていました。県犬養三千代は当時酒造の責任者であったことから、橘氏の氏社でお酒の神様が祀られる事になったのではと考えられています。境内に全国の多くの酒樽が奉納されていました。お酒にまつわる神名の酒解神と酒解子神はここにしかおられないお酒の神様。それを祀る梅宮大社は古代から全国の酒造家から篤く信仰されてきたんだと感じた参拝となりました
 
鳥居です。扁額に梅宮とあります。名前の由来は、社殿の周辺に梅の木が群生していたことに由来。境内に広がる梅林が美しいことでも知られています。毎年2月から3月にかけて、梅の花が咲き誇り、多くの観光客が訪れます。

 
隋神門です。1830年再建されました。酒樽が印象的です。

 
境内に案内板です。

 
境内の中央にある拝殿です。1828年再建されました。

 
酒殿です。全国各地のお酒が並んでいます。

 
本殿と拝所。 徳川綱吉の命で1700年に再建されました。檜皮葺が印象的です。

 
境内の様子です。

 
東門です。

 
御朱印です。

 
以下ウィキペディアより抜粋
所在地 京都府京都市右京区梅津フケノ川町30
位置 北緯35度0分15.02秒 東経135度41分41.67秒座標: 北緯35度0分15.02秒 東経135度41分41.67秒
主祭神 酒解神
酒解子神
大若子神
小若子神
社格等 式内社(名神大4社)
二十二社(下八社)
旧官幣中社
創建 (伝)平安時代前期
(創祀は奈良時代と伝承)
本殿の様式 三間社流造檜皮葺
例祭 5月3日(梅宮祭)
 
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