miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20230310大和国一宮大神(おおみわ)神社

 
大和国一宮大神(おおみわ)神社です。奈良県桜井市三輪に鎮座します。467mの円錐形の三輪山の麓にあり、この山が大神神社の御神体です。山麓にある拝殿奥の三ッ鳥居を通して三輪山を遥拝する形式で、原始神道の信仰が残る日本最古の神社とされます。三輪山は山頂・中腹には磐座とされる巨石群があります。かつては厳しい入山規制がありましたが、今は許可を得れば入山できますが、現在は登拝の受付が中止されています。
主祭神は大物主大神です。大己貴神の和魂とされます。大国主の前に、大物主大神が現れ、この地に祀られる事を望んだと伝わります。大国主の国造りに協力し国土開発の神として祀られたとされております。大物主神は蛇神であると考えられ、水神または雷神としての性格を合わせ持ち、稲作豊穣、疫病除け、醸造などの神として特段篤い信仰を集めております。一方で祟りなす強力な神ともされております。摂社狭井神社には大己貴神の荒魂が祀られています。
杉玉の発祥の地で例年11月に行われ酒まつりで拝殿に杉玉が吊るされます。これが各地の造り酒屋へと伝わったと云われます。
拝殿・三ッ鳥居は国の重要文化財に指定されています。三ッ鳥居は3つの明神鳥居を一つに組み合わせた特殊な形状で「古来一社の神秘なり」と伝えられております。成立年や由来は明らかにされていません。
混沌としたあらゆる情念・状況を鎮めたいと出雲の神を信仰する。古代から出雲だけでなく、ここ大和の国においても、そして全国の多くの神社においても鎮護に向けた出雲の神への広く篤い信仰がされ、そして現在も続いている。大神神社への参拝は初めてでしたが非常に印象が強く、これからもこの神社へは何度も参拝を続けるのだろうと感じた参拝となりました。
 
大鳥居です。ここから拝殿までは15分かかります。見える山は467mの円錐形の三輪山。大神神社の御神体です。記紀には御諸山(みもろやま)、美和山、三諸岳と記さております。昭和天皇ご在位60年を奉祝して建立。

 
二の鳥居です。扁額には「三輪明神」とあり、神仏習合を感じさせます。

 
回廊、縄鳥居、拝殿が見えます。

 
拝殿です。国の重要文化財です。1664年に徳川家綱によって再建されました。この奥には三ッ鳥居があります。本殿に相当する場所として神域で立ち入ることができません。3つの明神鳥居を一つに組み合わせた特殊な形状で成立年や由来は明らかでないとされます。三輪山はかつては厳しい入山を規制されてきました。山頂・中腹には磐座とされる巨石群があるとの事です。主祭神は大物主大神。大国主の幸魂、奇魂。大国主の前に、大物主大神が現れ、この地に祀られる事を望みました。

 
狭井神社です。主祭神は大神荒魂神です。
式内社「狭井坐大神荒魂神社五座」。病気平癒の神社。御神体である三輪山への登拝口が境内にある。但し、三輪山は御神体であり山そのものが神域であるため、軽率な気持ちで入山することは出来ないとされます。(明治に渡るまで「神域」として一般の入山禁止であった。)登拝料を払い受付より渡されるたすきを首にかけるなどの厳守すべき規則があり、それを了承した上で登拝することが義務づけられております。なお、入山中は撮影・飲食は禁止とされます。

 
狭井神社社殿です。祭神は大神荒魂神です。病気平癒の神社。薬の井戸として知られています。くすり水として信仰されています。また井戸の水を使ったお酒も造られています。

 
御祭神は蛇神とされ、参拝者より卵・酒が供えられています。

 
三輪山への登拝口が狭井神社の境内にあります。現在は登拝の受付が中止されています。

 
摂社活日社です。祭神は高橋活日命です。崇神天皇の時代のこの神社のお酒づくりの名人が祀られています。日本最初の杜氏であり、杜氏の祖神として知られております。

 
摂社磐座神社です。祭神は少彦名神(大己貴神と一緒に国造りした神様です。医薬の神様と知られます。)この場は三輪山に点在する磐座の一つとされます。社殿はなく、玉垣内の磐座を拝するという古代祭祀の形態を今に伝えております。

 
静かで長い参道で帰路につきました。

 
夕方の参拝ということもあり、神秘的な空間に身に置いたと感じた参拝となりました。

 
御朱印です。兎年の特別御朱印を頂きました。

 
以下ウィキペデイアより抜粋
 
現在地 奈良県桜井市三輪1422
位置 北緯34度31分43.5秒 東経135度51分10.8秒座標: 北緯34度31分43.5秒 東経135度51分10.8秒
主祭神 大物主大神
神体 三輪山
社格等 式内社(名神大)
大和国一宮
二十二社(中七社)
旧官幣大社
別表神社
創建 不詳(有史以前)
本殿の様式 なし
別名 三輪明神
札所等 大和七福八宝めぐり(三輪明神)
神仏霊場巡拝の道第21番(奈良第8番)
例祭 4月9日
 
メモ 145