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全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20230927 武蔵国五宮 金鑚(かなさな)神社

武蔵国五宮(一説に二宮)の金鑚(かなさな)神社です。埼玉県児玉郡神川町字二ノ宮に鎮座する式内社名神大社です。社殿後の御室山を神体山としております。大和の三輪神社・信濃の諏訪と同様に本殿は設けておらず、古代祭祀・原始信仰の面影を強く残している神社です。祭神は主祭神天照大神・素戔嗚尊、配祀神日本武尊 とされます。創建は日本武尊が東国遠征の際に伊勢神宮にて叔母倭姫命から授けられた火鑽金を御室山に御霊代として納め、天照大神と素戔嗚尊を祀ったのが始まりとし第12代景行天皇年間が創建と社伝にあります。金鑚(かなさな)の社名は「金砂」から転じたと考えられ、御室山そして近くの御嶽山一帯からは鉄、黄鉄鋼が産出し、金属採掘の渡来人の人々に係る地名もいくつかみられるとの事です。金属・鉱山の神様金山彦尊の神名が挙げられた時代もあったと古伝により伝わります。境内は2万坪と広大で、国の重要文化財の1534年建立の多宝塔があります。
群馬と埼玉の県境の神川に神奈備山の古代の祭祀を伝え、また金属採掘の渡来人の影響が残る地の古い大社があり、ようやく巡拝できたと強く感じた参拝となりました。
 
 
広大の境内の入口の鳥居です。社号標には武蔵国二宮とあります。

 
国の重要文化財の1534年建立の多宝塔です。

 
義家橋です。前九年の役出陣の時戦勝祈願の為に源頼義・義家がこの橋を架けたと伝わります。

 
 
社殿境内に入る前の鳥居です。うっそうとした森の気を感じます。

 
神楽殿です。

 
拝殿です。

 
拝殿の奥にある中殿です。この奥の山が神奈備山の御室山です。

 
境内西側に境内末社が多く鎮座していました。

 
御朱印です。武蔵国二宮と記されています。

以下ウィキペディアより抜粋
 
所在地 埼玉県児玉郡神川町字二ノ宮750
位置 北緯36度10分48.92秒 東経139度4分23.02秒座標: 北緯36度10分48.92秒 東経139度4分23.02秒
主祭神 天照大神
素戔嗚尊
神体 御室山(神体山)
社格等 式内社(名神大)
武蔵国五宮、(称)二宮
旧官幣中社
別表神社
創建 (伝)第12代景行天皇年間
本殿の様式 なし
別名 二宮さま
札所等 武州六大明神
例祭 4月15日
主な神事 懸税神事(11月23日)
 
メモ