miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20230209土佐国二宮 小村神社

土佐国二宮の小村神社です。高知県高岡郡日高村の仁淀川の川沿いに鎮座します。高知県中央部と愛媛県東予とを結ぶ最短ルートである国道194号沿いにあります。創建は社伝では587年。ご神体は古墳時代末期の7世紀前半に作られた、直刀の金銅荘環頭大刀です。ご神体の太刀はこの時代のものとしては極めて保存状態がよく国宝です。仁淀川水系を押さえた古代の有力豪族が神体の金銅荘環頭大刀を祭祀した神社と云われております。この小村神社の末社の剣神社・仁井田神社・秋葉神社も剣がご神体です。境内では1800年前の銅鉾も発見されております。この地には独特の神剣信仰があることをうかがわせます。
主祭神は国常立命。日本書紀本文では天地開闢の際に出現した最初の神として知られます。神体の大刀が太古からの信仰対象で、祭神は後世に設定されたのではと云われます。社殿は幣殿・拝殿は平面に「十」字形になっており高い屋根をもつ「出蜻蛉(でとんぼ)」形式。これらは拝殿を頭としたトンボ(蜻蛉)が飛び出す形を表すとされます。(一宮土佐神社は「入蜻蛉」形式でした。)
2014年には国宝の大刀の複製品が作製され、「村の駅ひだか」内に展示されているそうです。国道194号で東予の伊曽乃神社に向かう山中で、この太刀の写真を撮り忘れた事に気づきました。次回は仁淀川ブルー満喫もセットにしたこの地への再訪を誓った参拝となりました。
 
鳥居です。

 
長く細い参道でした。

 
狛犬です。

 
向拝、拝殿です。右奥に本殿が見えています。幣殿・拝殿は平面に「十」字形になっており高い屋根をもつトンボ形式です。屋根は同じく銅板葺です。これらは拝殿を頭としたトンボ(蜻蛉)が飛び出す形を表すとされ、「出蜻蛉(でとんぼ)」形式と云われています。

 
向拝扁額に「小村大天神宮」とあります。

 
本殿です。1705年に造られました。

 
社殿を見守るように背後にそびえ立つ大木は、樹齢千年を超えると伝えられる牡丹杉で、有事の前に光るという伝統から「燈明杉」と称される御神木です。

 
御朱印は神職の方が急いで御祈祷にお出かけになられるところでしたので遠慮しました。案内図です。

 
以下ウィキペデイアより抜粋
 
所在地 高知県高岡郡日高村下分1794
位置 北緯33度32分35.67秒 東経133度23分34.79秒座標: 北緯33度32分35.67秒 東経133度23分34.79秒
主祭神 国常立命
神体 金銅荘環頭大刀
社格等 国史見在社
土佐国二宮
旧県社
創建 (伝)用明天皇2年(587年)
本殿の様式 流造
別名 小村大天神
例祭 11月15日
 
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