miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20231003 千葉県袖ケ浦市飯富 飽富(あきとみ)神社

千葉県袖ケ浦市飯富字東馬場に鎮座します飽富(あきとみ)神社です。君津地方で唯一の式内社で、千年以上前から存在した歴史的価値の高い古社として知られます。旧称は飫富神社。主祭神は農業神の宇迦之御魂神(倉稲魂命)と神八井耳命と天富命。稲荷の信仰とは関係のない神社でした。創建は、社伝によりますと、2代綏靖天皇元年BC581年。天皇の兄の神八井耳命が創建したと伝えている。神八井耳命の後裔多氏と神社との関連が推測されています。
この神社の近くに国史跡の南北約110メートル、東西約140メートルに及ぶ千葉県南部最大級の山野貝塚があります。その貝塚付近の高台(当時は半島の先)の鬱蒼としている森の中に静かに鎮座しておりました。縄文から重要な地点で古来から篤く信仰されてきた場所だと感じた参拝となりました。
 
青銅製の鳥居です。扁額には飽富神社とあります。

 
境内です。明るいという印象を受けました。

 
拝殿です。

 
拝殿の奥の本社です。社殿は1691年改築されたもの。拝殿、幣殿、本殿一体となる立派な社殿だと感じました。

 
境内には天神七副神像の案内板がありました。約200年前のこの神社の神主が描いたもの。通常の七福神はインドや中国の神様が多く並びますが、日本の神様のみの七福神像は珍しく、この神社以外では兵庫の西ノ宮神社にあるのみで資料的に貴重とされます。向かって右側から猿田彦命、大己貴命、市杵島姫命、倉稲魂命、少彦名命、事代主命、天児屋根命が並んでいます。

 
御朱印は社務所が開いておらずいただけませんでした。
 
以下ウィキペディアより抜粋
 
所在地 千葉県袖ケ浦市飯富2863
位置 北緯35度25分15秒 東経139度59分7秒
主祭神 ウカノミタマ
社格等 県社、式内社
創建 綏靖天皇元年
例祭 7月24日
 
メモ 89