miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20231109高知県須崎市浦ノ内東分 鳴無(おとなし)神社

高知県須崎市浦ノ内湾に鎮座します鳴無神社です。主祭神は一言主命(別名阿鉏高彦根神)。創建は西暦460年伝わります。社伝によりますと大和の葛城山で一言主命と雄略天皇との間で争いが起こった際、一言主命は船で逃れこの土佐の須崎の浦ノ内湾に流れ着いたと伝わります。その地に神社を建立したのが始まりとされます。葛城氏は皇室の外戚として権勢を奮ったが、倭の五王の一人、21代雄略天皇の時代に衰退したと云われます。
上陸した一言主命は、土佐神社の鎮座地を定めるため、ここから石を投げその石が落下した地が土佐神社の鎮座地になったと伝わります。投げた石(礫石)は土佐神社にあり、土佐国一宮となった事から、鳴無神社は土佐神社の元宮といわれています。
ひっそりとした静かな内海から入るように作られた参道、国の重要文化財で海に向かって建つ社殿から「土佐の宮島」と呼ばれております。立派な神社でした。奈良の葛城一言主神社・土佐須崎の鳴無神社そして土佐国一宮の土佐神社への「一言主命」の信仰の道に触れると、古代は葛城氏・賀茂族が大和から土佐に移住させられた歴史を感じた参拝となりました。
 
 
ひっそりとした静かな内海から入るように作られた参道です。

 
鳴無神社の鳥居の扁額です。

 
静かな内海から入るように作られた参道の先に境内があります。

 
拝殿です。国の重要文化財に指定されています。三間社春日造。土佐藩2代藩主・山内忠義により1663年に造営されました。山内家の三つ柏紋があります。

 
 
幣殿・本殿です。国の重要文化財に指定されています。国の重要文化財で海に向かって建つ社殿から「土佐の宮島」と呼ばれております。立派な神社でした。

 
以下ウィキペディアより抜粋
 
所在地 高知県須崎市浦ノ内東分字鳴無3579
位置 北緯33度24分51.5秒 東経133度22分7.64秒座標: 北緯33度24分51.5秒 東経133度22分7.64秒
主祭神 一言主命
社格等 旧郷社
創建 (伝)第21代雄略天皇4年 西暦406年
本殿の様式 三間社春日造
例祭 志那禰祭、秋祭
 
メモ 152