miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20230209土佐国一宮 土佐神社

土佐国一宮土佐神社です。高知県高知市一宮しなねに鎮座します。主祭神は味鋤高彦根神と一言主神です。創始は礫石と呼ばれる自然石を磐座として祭祀したと考えられ古代と考えられています。「釈日本紀」では21代雄略天皇が一言主の不遜な言動に怒り一言主を雄略天皇4年に土佐に流したと伝わります。最初は高知県須崎の地(鳴無神社・土佐神社の元宮と云われます)に祀られ、後土佐高賀茂大社に遷された事が土佐神社の起源とされております。
共に祀られている味鋤高彦根神(大国主神と宗像三女神の多紀理毘売命の間の子)。大和国葛城の賀茂氏が祀っていた祖神で、賀茂氏一族が土佐国造に任じられ土佐に移住。その時の事情を伝えているのではと云われます。葛城の賀茂一族が土佐でも祖神を祀られるようになったと伝わります。
長宗我部元親が再建した本殿幣殿拝殿そして楼門・鼓楼が国の重要文化財に指定されております。幣殿を頭とし、尾の部分の拝殿の出を長くした十字形の屋根で、本殿に向かってとんぼが飛び込む形にみたてた入蜻蛉形式で、凱旋を報告するという社という意味があると略史にあります。
土佐国は昔よりお寺の数も沖縄・宮崎についで少なく、仏教より神道の信仰が強く、また土佐神社の味鋤高彦根神と一言主神への信仰に触れると、その独自性からなにかしら独立国に来たと感じた参拝となりました。
 
楼門です。1631年建立。神光門と呼ばれています。国の重要文化財に指定されています。

 
表参道です。冬なのに土佐らしいあたたかな一日でした。

 
境内前の鳥居です。

 
境内です。

 
境内右手にある鼓楼は国の重要文化財に指定されております。1649年建立。

 
1570年長宗我部元親が再建した本殿幣殿拝殿。国の重要文化財に指定されております。幣殿を頭とし、尾の部分の拝殿の出を長くした十字形の屋根で、本殿に向かってとんぼが飛び込む形にみたてた入蜻蛉形式で、凱旋を報告するという社という意味があると略史にあります。

 
境内案内図の中央の城枠部分が入蜻蛉形式の説明となります。幣殿を頭とし、尾の部分の拝殿の出を長くした十字形の屋根で、本殿に向かってとんぼが飛び込む形にみたてた入蜻蛉形式で凱旋を報告するという社という意味があると云われます。

 
本殿です。1570年長宗我部元親が再建しました。幣殿拝殿と共に国の重要文化財に指定されております。

 
つぶて石です。境内東北方にある2畳程の自然石です。土左大神が鎮座地を定めるにあたり高知県須崎の地・鳴無神社から投げた石と伝わり、古代ではこの石を磐座として祭祀が行われたと伝わります。このあたりで出土される岩と違う成分でできているそうです。

 
本殿後方に位置する大杉です。

 
御朱印です。

 
以下ウィキペデイアより抜粋
 
所在地 高知県高知市一宮しなね2丁目16-1
位置 北緯33度35分33.44秒 東経133度34分37.25秒座標: 北緯33度35分33.44秒 東経133度34分37.25秒
主祭神 味鋤高彦根神
一言主神
社格等 式内社(大)
土佐国一宮
旧国幣中社
別表神社
創建 (釈紀)第21代雄略天皇4年
本殿の様式 入母屋造
別名 高賀茂大明神
例祭 8月25日(志那禰祭)
主な神事 斎籠祭(3月11日-13日)
 
メモ 224