miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20240318茨城県日立市大みか町大甕神社

茨城県日立市大みか町に鎮座します大甕(おおみか)神社です。この神社の御祭神は主神武葉槌命、地主神甕星香々背男です。社伝によりますと創建は紀元前660年。鹿島・香取の二神が、多くの従わない国津神を平定。しかし唯一この地の星神である甕星香々背男(みかぼしかがせお)を征服することができなかったと伝わります。この二神に替わって大甕に赴き甕星香々背男の霊力を宿魂石に封じたのが倭文(しずり=織物)神の武葉槌命(たけはつちのみこと)であったと伝えられています。長く大甕山山上に祀られてましたが、元禄時代徳川光圀の命により甕星香々背男の磐座、宿魂石上の現在の地に遷座されたといわれます。
この神社は古くから奥州につながる海路・陸路交通の要衝である久慈川河口にあります。この地の支配していた地主神「甕星香々背男」の信仰が古層にあり、この地の支配を拡大したいヤマト政権との思いが象徴された神話なのかなと感じました。また倭文神=織物の神「武葉槌命」が祀られている伯耆国一宮倭文神社や常陸国二宮静神社の巡拝を思い出しました。その根本神社である大和国の葛木倭文座天羽雷命神社に行きたいと感じた参拝となりました。
 
 
境内南東の鳥居です。ここををくぐると拝殿があります。

 
拝殿です。

 
拝殿の扁額と彫刻です。

 
拝殿裏の大岩、宿魂石です。武葉槌命(たけはつちのみこと)が大甕に赴き、甕星香々背男の霊力をこの岩に封じたと伝わります。本殿までには鎖道があります。この岩群は日本最古5億年前のカンブリア紀層の地層です。

 
倭文(しずり=織物)神武葉槌命が祀られてる本殿です。長く大甕山山上に祀られてましたが、300年前、甕星香々背男の磐座である宿魂石の上の現在の地に遷座されたといわれます。

 
摂社甕星香々背男社です。地主神甕星香々背男が祀られております。社の裏山の宿魂石に甕星香々背男の荒魂が鎮められております。それをお参りする拝殿として建立。他では見られない五芒星の彫られた扁額が印象的です。

 
神門です。令和5年春に建立されました。

 
御朱印です。左の金色の文字の御朱印が甕星香々背男社。右が主神武葉槌命が祀られている大甕神社の御朱印です。

 
至近の道の駅日立おさかなセンターの食堂のあんこう鍋定食です。あんこう唐揚、海鮮丼もついて3200円でした。茨城の太平洋に来たと実感したランチとなりました。

 
以下ウィキペディアより抜粋
 
所在地 茨城県日立市大みか町6-16-1
位置 北緯36度30分49.06秒 東経140度36分45.07秒座標: 北緯36度30分49.06秒 東経140度36分45.07秒
主祭神 建葉槌命
社格等 旧村社
創建 (伝)皇紀元年(紀元前660年)
別名 大甕倭文神宮
例祭 5月5日
主な神事 式年大祭(御濱降神事)
 
メモ