miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20220418越後国(称)一宮 天津神社 奴奈川神社

越後国「一の宮」を称する「天津神社」と境内社奴奈川神社です。所在地は新潟県糸魚川市一の宮です。「天津神社」の主祭神は天津彦々火瓊々杵尊・天児屋根命・天太玉命です。伝承によると景行天皇の御代に勧請されたと伝わります。境内社「奴奈川神社」の創建は不詳です。神話の時代に黒姫山の山頂に勧請され、式内論社となり現在地に遷座したと伝わります。高志国を治めていた豪族の娘奴奈川姫は大国主の妻となり、建御名方神(諏訪大社主祭神)を産んだとされます。一帯にそうした伝承や逸話などが数多く残されております。
信濃から糸魚川に流れる「姫川」が翡翠の産地であり、信濃への近道だった古代における重要地。出雲がそれを重要視し影響力を行使したその歴史が大国主の「翡翠の女神=奴奈川姫神」への求婚という神話となって伝わったと考えられています。建御名方神の諏訪へ進んだのもこの姫川ルート(千国街道塩の道の一部)であったのではとの説が伝わります。一方糸魚川の名の由来が「厭(いと)い川」(よく氾濫を繰り返す川ゆえに)であると天津神社に、奴奈川姫にまつわる伝説のひとつとして残っております。
糸魚川駅前にある奴奈川姫像にもお会いしてまいりました。糸魚川は古代の重要地でロマンをかきたてるエリアだなと感じた参拝となりました。
 
糸魚川駅の奴奈川姫像。

 
越後国「一の宮」と称する「天津神社」鳥居です。

 
衣紋所です。

 
拝殿の手前に楽屋と舞殿(石舞台 安永4年1770年代築造)があります。天津神社舞楽の稚児の舞は国指定の重要無形民俗文化財。

 
拝殿です。1662年建築

 
拝殿の扁額に天津社・奴奈川神社の扁額があります。

 
拝殿向かって奥右に天津神社の本殿(1797年建築)があります。

 
拝殿向かって奥左に奴奈川神社の本殿(1798年建築)があります。

 
御朱印を頂けなかったので、絵馬を購入しました。

 

以下ウィキペデイアより抜粋


天津神社 (糸魚川市)
所在地 新潟県糸魚川市一の宮1-3-34
位置 北緯37度2分24.54秒 東経137度51分51.21秒
主祭神 天津彦々火瓊々杵尊
天児屋根命
天太玉命
社格等 式内社(小)論社
(称)越後国一宮
旧県社
創建 (伝)景行天皇年間
本殿の様式 入母屋造銅板葺
別名 一の宮
例祭 4月10日・10月24日


メモ 153