miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20220419信濃国三宮 穂高神社

信濃国三宮穂高神社です。本宮の所在地は長野県安曇野市穂高です。奥宮は、上高地明神池の畔に、嶺宮は、奥穂高岳の頂上に祀られています。主祭神は穂高見命(ほたかみのみこと 綿津見命の子・安曇文化の祖神)・綿津見命(わたつみのみこと 海神で、安曇氏の祖神)・瓊瓊杵命(ににぎのみこと)の三神です。
創祀は安曇野を安曇氏が切り開き、安曇文化の祖神「穂高見命」を祀った事だと伝わります。安曇氏は諸説ありますが古代九州北部の海人族と云われております。日本各地の沿岸部を移動しながら安曇野へ来たのは1世紀の頃と推定されています。一方安曇の安曇氏が奈良時代には麻布の袴・サケ・マスを朝廷に納めた記録はありますが、いつごろどこから安曇野に来たのかを明らかになる史料は現在ないとの事です。
上高地明神池の畔の奥宮は、1770年代には存在したという記録が残っております。あの有名な明神池は穂高神社の神域だと初めて知りました。また「かみこうち(上高地)」の名称は、穂高見神を祀る穂高神社奥宮と明神池=「神垣内」と漢字表記されていた事に由来すると云われております。穂高見神が降臨したとされる奥穂高岳(3,190メートル日本で3番目に高い山)にある嶺宮は、昭和59年にまず建立され平成25年に頂上に移動。現在本宮に嶺宮遥拝所があり、そこで遥拝すると御朱印(遥拝)が頂くことができます。
信州の安曇の山地で海神を祀る海洋族の子孫が、その土地の文化を育む。穂高神社を通じて古代における人・物・情報の移動のダイナミックさを感じた参拝となりました。
 
鳥居です。

 
境内入口にあった「塩の道の道祖神」。長野県安曇野市には約400体の石像道祖神があり、市町村単位での数が日本一。男女二神が手を取り合う和合の形を示す「双体像」が安曇野市には多いとの事。

 
日本一のステンレス道祖神。

 
鳥居 その先が神楽殿・拝殿

 
神船です。

 
神楽殿です。

 
拝殿です。この奥に本殿(穂高造)があります。

 
若宮社 安曇連比羅夫命(阿曇比羅夫 白村江の戦いで戦死)この神社の御船祭りは毎年9月27日に行われる。阿曇比羅夫の命日と伝わる。相殿神「信濃中将」は物くさ太郎のモデル

 
左神楽殿 右が拝殿となります。

 

由緒書です。

 
本宮にある嶺宮遥拝所

 
上高地 穂高奥宮の社号標

 
上高地 穂高奥宮 明神池脇に鎮座します。

 
上高地 穂高奥宮神域 明神池です。古くは鏡池と呼ばれていました。

 
本宮の御朱印です。

 
嶺宮(遥拝)の御朱印です。

 

以下ウィキペデイアより抜粋


所在地 本宮:長野県安曇野市穂高6079
奥宮:長野県松本市安曇上高地
位置 本宮:北緯36度20分19.28秒 東経137度53分3.57秒
奥宮:北緯36度15分12.34秒 東経137度39分51.68秒
主祭神 穂高見命
綿津見命
瓊瓊杵命
神体 穂高岳(神体山)
社格等 式内社(名神大)
信濃国三宮
旧国幣小社
別表神社
創建 不詳
本殿の様式 穂高造
例祭 本宮:9月26日・27日(御船祭)
奥宮:10月8日
主な神事 御遷宮祭(式年祭)
奉射祭(3月17日)


メモ 143