miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20220307豊後国一宮 柞原(ゆすはら)八幡宮

豊後国一宮柞原(ゆすはら)八幡宮です。大分県大分市大字八幡にあります。創建は天長7年830年と伝わります。延暦寺の僧・金亀が宇佐八幡を参拝した時に神託を受け柞原山に勧請したと伝わります。
主祭神は仲哀天皇(東御前)、応神天皇(中御前)、神功皇后(西御前)。宇佐神宮は比売大神ですが、柞原神宮では仲哀天皇となっております。比売大神は宇佐の土地の神様で豊後には招来されなかったとも云われております。
源頼朝、歴代領主、武家からの崇敬が篤く、社家200余り、坊舎30を数えるほど栄えたとの事。本殿、申殿、拝殿、楼門、東西宝殿、東西回廊、西門、南大門の10棟は2011年、国の重要文化財に指定されております。本殿は修復工事が行われていました。楼門は天皇の勅使の為にあり3月15日の例大祭のときにしか開かない開かずの門。
宇佐八幡の別宮を起点とし、密教と融合し、そして国司との関係を強める中、時代の流れの中で一宮として成立したと考えられています。
南大門、楼門そして拝殿・本殿までの参道がとにかく長く、規模の大きいそして立派な八幡宮だなと感じた参拝でした。
 
 
参道途中の南大門。門をくぐると、正面の道は西門(参拝入口)へ向かう参道と、右斜め方向の勅使道に分かれる。勅使道は石段を経て神域南正面の楼門へ至る。

 
南大門手前にあるクスノキ。大分県指定有形文化財。樹齢3000年を越えると伝えられる。伊能忠敬は全国の測量の途上で1811年1月27日に柞原八幡宮を訪れ、日記に「由原八幡宮境内に大楠あり周十四間」と書き記しているとの事。
 

 
西門(参拝入口)に向かう参道

 
勅使道から見上げた楼門

 
楼門。勅使の時にしか開門しない。

 
参拝用の西口

 
参拝は右の西回廊に上がり行う。真ん中が楼門、その左が拝殿、申殿。

 
東回廊から 左が拝殿、真ん中が申殿、右が工事中の本殿。

 
拝殿から申殿

 
工事中の為、参拝者に「まち歴カード」が配られております。この心遣いはうれしい。

 
大友氏の時代にポルトガル人が寄せたと伝えられる「ホルトの木」根回りは約六・四m。鳥居の手前にある。

 
御朱印です。

 

以下ウィキペデイアより抜粋


所在地 大分県大分市大字八幡987
位置 北緯33度14分18.23秒 東経131度33分3.63秒座標: 北緯33度14分18.23秒 東経131度33分3.63秒
主祭神 仲哀天皇
応神天皇
神功皇后
社格等 豊後国一宮
旧国幣小社
別表神社
創建 (伝)天長7年(830年)
本殿の様式 八幡造
例祭 3月15日(初卯祭)
主な神事 夏越祭
武内大神渡御祭
仲秋祭(放生会)


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