miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20230311奈良県天理市布留町 石上神宮(いそのかみじんぐう)

石上神宮(いそのかみじんぐう)です。奈良県天理市布留町に鎮座します。物部氏の氏神を祀る神宮として知られます。
主祭神は布都御魂大神(ふつのみたまのおおかみ)です。霊剣布都御魂剣(ふつのみたまのつるぎ)の神霊です。初代神武天皇が東征の際に授かった剣として知られます。神武天皇は、宮中で霊剣を祀った時、剣を担当したのが物部氏の祖の宇摩志麻治命と伝わります。後に10代崇神天皇の代になって石上布留高庭へ遷座されました。これが石上神宮の起源と伝わります。
物部氏は氏神として引き続き奉祀し、また軍事氏族だったことから、ヤマト王権の武器庫として神宮が利用されたと云われます。
拝殿や出雲建雄神社、七支刀(しちしとう)が国宝に指定されています。七支刀は百済が倭国に献上したものとされ、謎の多い4世紀の日本を知る貴重な手がかりとなっております。
ヤマト王権時代の物部氏の隆盛と一族の信仰を感じた参拝となりました。
 
社号標です。

 
参道です。大鳥居が見えます。

 
楼門です。 国の重要文化財に指定されています。1318年建立

 
拝殿です。1081年宮中の神嘉殿を寄進されたものと伝わります。拝殿としては現存する最古のもので、国宝に指定されております。

 
霊剣布都御魂剣が禁足地の土中深くに祀られているという伝承があり、明治7年調査したところ、霊剣が顕現しまいした。霊剣布都御魂剣を奉安するために本殿を建立されました。霊験が顕現された地点は本殿と拝殿との間で、現在大きな石をが置かれて標示してあるそうです。

 
楼門、拝殿、本殿が一列に並んでいます。

 
出雲建雄神社です。祭神は出雲建雄神(草薙剣の荒魂) 縁起では「吾は尾張の氏の女が祭る神である」とあり宮簀媛を示すとあるそうです。

 
出雲建雄神社拝殿は国宝に指定されています。1137年に建立。当社神宮寺だった内山永久寺より大正時代に移築。

 
御朱印です。「七支刀(しちしとう)」の御朱印もいただきました。

 
以下ウィキペデイアより抜粋
 
所在地 奈良県天理市布留町384
位置 北緯34度35分52秒 東経135度51分07秒座標: 北緯34度35分52秒 東経135度51分07秒
主祭神 布都御魂大神
神体 布都御魂剣
社格等 式内社(名神大)
二十二社(中七社)
旧官幣大社
別表神社
創建 伝・崇神天皇7年
本殿の様式 流造
札所等 神仏霊場巡拝の道第19番(奈良第6番)
例祭 10月15日
 
メモ 241