miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20230311奈良県天理市新泉町 大和神社

大和(おおやまと)神社です。奈良県天理市新泉町に鎮座します。古代の大和神社は伊勢神宮に次ぐ社領を有し、朝廷からも篤く信仰されてきました。41代持統天皇が藤原京の造営に際して、伊勢・住吉・紀伊の神と共に大和神社に奉幣してお伺いを立てていることがよく知られています。中世以降衰退。昭和の時代には戦艦「大和」の守護神になり、戦艦の境内神社として大和神社の分霊が祀られておりました。主祭神は日本大国魂大神(本殿中殿)・八千戈大神(左殿)・御年大神(右殿)と本殿三社に祀られております。書記によりますと、日本大国魂大神は元々は第5代天孝昭天皇の時代より天照大神と並び立つ存在で宮中で一緒に祀られていました。10代崇神天皇の代に神威を恐れ、皇女豊鋤入姫命に命じて天照大神をまず笠縫邑(檜原神社→後、元伊勢→伊勢神宮)に、日本大国魂大神は皇女渟名城入姫(ぬなきいりびめ)を斎主としてまず倭の市磯邑にそれぞれ奉還させたと伝わります。その時が崇神天皇6年で創建とされます。それから後々に現在地に遷されました。
渟名城入姫は髪が抜け落ち、身体が痩せ衰え、祭祀ができなくなり、倭直の祖である市磯長尾市(いちしのながおち)を祭主としたと伝わります。崇神天皇の血統では倭の国魂を祀ることが出来ないことを示している伝承と考えられています。
古代、自分の子孫以外の祭祀は受け入れない神様が多かったと理解した参拝となりました。
 
 
 
一の鳥居です。

 
長い表参道です。

 
拝殿です。

 
拝殿にある扁額です。

 
本殿です。春日造り三殿です。日本大国魂大神(本殿中殿)・八千戈大神(左殿)・御年大神(右殿)が祀られています。

 
 
摂社高龗(たかおおかみ)神社です。 祭神は龍神。社は古く、大倭神社注進状にも記載され丹生川上神社上社の本社とされます。祭神は雨師大神即ち水神様(龍神)。社伝には古来6月1日、10年に一度の大祭には、和歌山・吉野・宇陀その他近在邑々から千人余りも参拝者の列が続き、先頭に丹生川上神社、中・下社が金御幣を持ち後尾は末社の狭井神社が勤めたとあります。

 
戦艦大和ゆかりの地の碑です。

 
静かな時が流れる古社でした。

 
御朱印状です。

 
 
以下ウィキペデイアより抜粋
 
所在地 奈良県天理市新泉町星山306
位置 北緯34度34分15秒 東経135度50分15秒座標: 北緯34度34分15秒 東経135度50分15秒
主祭神 日本大国魂大神
八千戈大神
御年大神
社格等 式内社(名神大3座)
二十二社(中七社)
旧官幣大社
別表神社
創建 崇神天皇6年
本殿の様式 春日造
札所等 神仏霊場巡拝の道第20番(奈良第7番)
例祭 4月1日・ちゃんちゃん祭り
主な神事 御弓始祭
 
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