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全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20220417越中国一宮 氣多神社

越中国一宮 氣多神社です。富山県高岡市伏木一宮にあります。主祭神は大己貴命と、能登氣多大社と違い越の国の女王と伝わる妃神の奴奈加波比売命が祀られています。翡翠を産する姫川を象徴する女神であることからこの神社は宝石資源を開発する氏族の社であったとも云われます。創建は757年。能登国は718年に越前国より分立し、741年に越中国へ合併された後、再び757年に分立しました。創建は越中国から能登国が再度分立した757年、能登国の気多大社から分霊を国府・国分寺のあった伏木地区に勧請したものであろうとする説が有力と云われます。
中世には神仏習合が進み、境内に49坊が立ち並ぶ規模となり、日本廻国六十六部の経堂とされていましたが、16世紀半ばに上杉軍に焼かれて衰微しました。後に前田家の祈願所として歴代前田家の当主から大切にされてきました。本殿は昭和6年に室町時代の特質をよく残しているとして、国の重要文化財に指定されております。
二上山の一角にあり、鳥居からの坂道は気持ち良く、森の中の佇まいは大変静かで落ち着いた神社でした。雨晴海岸より近く、神社の参道下山すると、その道の先に立山連峰の山並みが見れ、越中国に来たと実感する参拝となりました。
 
参道入口

 
鳥居と参道の燈篭

 
静かな森の先に拝殿・本殿があります。

 
拝殿です。左はご神木。杉の木。

 
拝殿入口の扁額

 
本殿は昭和6年に室町時代の特質をよく残しているとして、国の重要文化財に指定されております。16世紀半ば再建。

 
本殿の扁額の「一宮」 弘法太子の書で真筆と伝わります。

 
境内に越中に国司として派遣された大伴家持が祀られています。万葉集の編纂に関わった歌人として有名です。

 
神社参道から市内への道 立山連峰の山並みが見れます。

 
参拝後に至近の雨晴海岸にて立山連峰を撮影しました。越中国に「来た~」という思いです。

 
御朱印です。

 

以下ウィキペデイアより抜粋


所在地 富山県高岡市伏木一宮1-10-1
位置 北緯36度48分0.8秒 東経137度2分39.5秒座標: 北緯36度48分0.8秒 東経137度2分39.5秒
主祭神 大己貴命
奴奈加波比売命
社格等 式内社(名神大または小)
越中国一宮
旧県社
創建 天平宝字元年(757年)
(養老2年(718年)とも)
本殿の様式 三間社流造
例祭 4月18日


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