miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20220511京都府京都市西京区 松尾大社

松尾大社です。京都市西京区嵐山宮町に鎮座します。京都最古神社の一つとされます。太古より松尾山は磐座信仰の聖地とされ、この地の住民が山の神霊を祀ったのが起源とされます。5世紀頃始皇帝の末裔を名乗り半島から渡来した秦氏がこの地に移り住み、山城・丹波の河川を治めて開拓し農業を興しました。一族の氏神として太古からの山の神霊を奉斎し、後に一族の秦忌寸都理(はたのいみきとり)が文武天皇の勅命により701年に社殿を設けたとされます。
秦氏は日本に酒造・養蚕・機織りを伝えたとされます。醸造は当時最先端の技術。酒造・醸造の神様として知られ、現在も日本中の酒造・味噌・醤油・酢メーカーから篤く信仰されています。
主祭神は比叡山と松尾山を支配されていた大山咋神と航海安全の女神である中津島姫命( 市杵島姫命の別名)。渡来系秦氏が古来から信仰の篤い地元の神様と洋上の安全を願って航海の女神をまつったものと伝わります。
秦氏が導いたとされる平安京遷都後は東の賀茂神社とともに「東の厳神、西の猛霊」と称され、松尾大社は西の王城の鎮護社に位置づけられてきました。
神興庫や回廊には奉納されたたくさんに酒樽が並んでおりました。太古ににおいては先端テクノロジーであった醸造技術を日本に伝えてくれた秦氏に感謝すると共に、本日の京都での夕食は醤油でお刺身を頂きながら、冷酒をちびちび大切に楽しもうと思った参拝となりました。
 
 
鳥居です。扁額には松尾大神とあります。奥の山が松尾山です。

 
扁額には松尾大神とあります。榊を束ねた「脇勧請」が見えます。鳥居の原始的な形状とされます。束が12あり。月々の農作物の出来具合を占なった太古の風俗をそのままに伝えると案内されていました。

 
楼門です。1667年棟上げ。高さ約11メートル

 
亀の手水舎。亀は大社の神使。神社の伝えによると、松尾神は丹波地方を開拓するにあたって急流では鯉に、緩流では亀に乗ったとされます。

 
拝殿です。広場の中央にあり中門正面に位置します。

 
中門と回廊。回廊の中にある高い建物が本殿です。本殿は類例の少ない両流造で「松尾造」とも云われております。本殿そのものを拝見することはできませんでした。国の重要文化財で1397年再建されに大改修しました。

 
中門をはさんで回廊の右左に沢山の奉納された酒樽がありました。

 
滝御前です。昔珍しかった亀が見つかったと云われます。

 
御朱印です。

 
以下ウィキペディアより抜粋
 
所在地 京都府京都市西京区嵐山宮町3
位置 北緯34度59分59.87秒 東経135度41分6.62秒座標: 北緯34度59分59.87秒 東経135度41分6.62秒
主祭神 大山咋神
中津島姫命
神体 松尾山(神体山)
社格等 式内社(名神大2座)
二十二社(上七社)
旧官幣大社
別表神社
創建 大宝元年(701年)
(創祀は上古か)
本殿の様式 三間社両流造檜皮葺
札所等 神仏霊場巡拝の道第87番(京都第7番)
例祭 4月2日
主な神事 松尾祭(4月下旬から5月中旬)
 
メモ 179