miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20220729 因幡国一宮宇倍(うべ)神社

因幡国一宮宇倍神社です。鳥取県鳥取市国府町に鎮座します。
主祭神は武内宿禰命。360歳の長寿にて12代景行天皇から16代仁徳天皇の5代の天皇に仕えた日本の統一に尽力した神話上の忠臣です。我が国で最初に「大臣」の称を賜り、総理大臣の祖といえる国の功神として知られております。
創建は不明。社伝によると648年とも伝わります。境内には武内宿禰が履物を残して昇天した場所と伝わる双履石が本殿後ろに残ります。その直下には直径14メートルの円墳があり5世紀前半頃のもの推定されています。
武内宿禰を祖とする氏族は30近くあり、平郡氏・紀氏・蘇我氏など古代のヤマト王権の実力豪族となっております。
現在の社殿は、明治31年に完成。明治32年、全国の神社では初めて、御祭神である武内宿禰命と神社が共に五円紙幣に載せられました。現代ではお金・商売繁盛の神様として篤くの信仰されています。
武内宿禰は越前国一宮気比神宮、そして因幡国一宮宇倍神社、筑後国一宮高良大社など多くの一宮で祀られております。神功皇后の伝説との関係も注意する必要を感じました。
360歳の長寿の武内宿禰が履物を残して昇天した場所とし、神社と共に明治時代に5円紙幣にもなったのは、このエリアで地方の反乱の鎮圧を中央政権が行った場所だからなのかなとふっと感じた参拝となりました。
 
鳥居です。この先長い階段です。

 
階段の登りきる前に大きな布に令和4年の神社のスローガンが掲示されていました。

 
拝殿です。

 
拝殿から本殿を見ております。

 
双履石です。武内宿祢の終焉の際にぞうりを置いた場所と伝わります。本殿背後の山上の本殿を見下す位置にあります。祭神終焉の遺蹟と伝える霊石として信仰されております。ここに下には直径14メートルの円墳があります。築造時期は古墳時代中期の5世紀前半頃と推定されております。

 
拝殿です。
右にある神饌所は現在修復中です。

 
現在の社殿は、明治31年に完成。明治32年、全国の神社では初めて、御祭神である武内宿禰命と神社が共に五円紙幣に載せられました。現代の拝殿の感じによく似ています。※5円紙幣の写真は神社で現物を拡大コピーしたものを撮影しております。

 
御朱印です。

 

以下ウィキペデイアより抜粋


所在地 鳥取県鳥取市国府町宮下字一宮651
位置 北緯35度28分51秒 東経134度16分08秒座標: 北緯35度28分51秒 東経134度16分08秒
主祭神 武内宿禰命
社格等 式内社(名神大)
因幡国一宮
旧国幣中社
別表神社
創建 不明
本殿の様式 三間社流造檜皮葺
例祭 4月21日
主な神事 麒麟獅子舞


メモ 168