miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20210924常陸の国一宮 鹿島神宮

常陸国一宮 鹿島神宮です。茨城県鹿嶋市宮中に鎮座します。主祭神は武甕槌大神です。出雲・諏訪・東北を鎮撫したと伝わる軍神です。創建は神武天皇元年(BC660)。鹿島は香取湾にあり関東水運の重要地域であり、またヤマト王権にとっては東北・蝦夷に対するに重要な拠点だったと考えられています。271cmの長さで茨城県では唯一の国宝「韴霊剣」が展示されています。神社が大変珍しい北向きになっており、蝦夷を意識しての配置と言われていますが、諏訪大社本社・吉備津神社の北向きとの関連もあるのか興味が尽きません。
延喜式神名帳に神宮と呼ばれたのは、伊勢神宮・香取神宮・鹿島神宮の三宮だけ。またこの三社は宮中の四方拝で遥拝される社です。間違いなく東国最大最古の神社です。歴史と由緒そして取り巻く謎も本当に深い神社だと思いました。これから何度もお参りしたいと感じた参拝となりました。
 
鳥居 三大神宮だけあって鳥居が立派です。東日本大震災により倒壊した御影石の鳥居に替わり、境内に自生する杉の巨木を用いた同寸法の鳥居が平成26年6月1日に再建されました。
由緒書です。
 
日本三大楼門の一つに数えられる楼門は、高さ約13m、重要文化財に指定されています。
 
本殿・石の間・幣殿・拝殿の4棟からなる社殿は、元和5年(1619)、徳川2代将軍の秀忠公が寄進したもので、重要文化財に指定されています。
本殿は参道から見て一番奥にある三間社流造の建物で、御祭神の武甕槌大神をお祀りしています。
 
拝殿を正面からみたところ
 
大助人形(お鹿島様)集落の境に立てると疫病や厄炎が集落に侵入するのを防ぎ退散させる伝承。鹿島の神様が東北平定に助けた兵士の姿といわれているそうです。
 
奥宮に向かって300m程伸びる奥参道は鬱蒼とした巨木に覆われ、荘厳な雰囲気を醸し出しています。5月1日には流鏑馬神事が執り行われます。
 
摂社 奥宮 只今工事中。武甕槌大神の「荒魂」(あらだま→神の荒々しい側面)、荒ぶる魂が祀られる
「和魂」(にぎだま)は神の優しく平和的な側面・仁愛、謙遜等の妙用。こちらは本殿に祀られている。 両方お参りしたほうがいい。
 
御手洗池 1日に40万リットル以上の湧水があり、水底が一面見渡せるほど澄みわたった池です。昔は参拝する前にここで禊をしました。現在では、年始に200人もの人々が大寒禊を行います。
 
五穀豊穣を祝う「祭頭祭」毎年3月に行われる。
 
12年に一度香取の大神に会いに行く御船祭。3000人120隻 大規模です。古代の水域を見ると二神宮が近くないのが分かります。香取神宮と鹿島神宮をセットにして考えがちですが、別個性の神社だと思います。鉄・藤原氏の神社が鹿島神宮、日本最大の水軍の神社が香取神宮。
 
地中深くまで埋まる要石が、地震を起こす鯰の頭を抑えていると古くから伝えられています。水戸の徳川光圀公がどこまで深く埋まっているか確かめようと7日7晩にわたって掘らせたものの、いつまで経っても辿り着くことができなかったばかりか、怪我人が続出したために掘ることを諦めた、という話が黄門仁徳録に記されています。
 
荒魂の奥宮・和魂の本殿 二つ御朱印頂きました。
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以下ウィキペデイアから抜粋
所在地 茨城県鹿嶋市宮中2306-1
位置 北緯35度58分7.88秒 東経140度37分53.37秒座標: 北緯35度58分7.88秒 東経140度37分53.37秒
主祭神 武甕槌大神
社格等 式内社(名神大)
常陸国一宮
旧官幣大社
勅祭社
別表神社
創建 伝・神武天皇元年(BC660)
本殿の様式 三間社流造
札所等 東国三社
例祭 9月1日
主な神事 御船祭(12年に1度)
白馬祭(1月7日)
祭頭祭 (3月9日)
 
メモ 291