miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20210920陸奥国一宮 鹽竃(しおがま)神社

陸奥国一宮 鹽竈神社です。宮城県塩竈市一森山に鎮座します。創建は不詳です。主祭神は別宮は塩土老翁神。航海安全を背負うため仙台湾を背に北西に向いております。土地勘のない地での武甕槌神・経津主神の任務の道案内・土地の人に製塩を伝えたそうです。全国にある鹽竈神社の総本山で航海安全の神としてのご利益が知られております。左宮は武甕槌神・右宮は経津主神が祀られております。
陸奥は古代「道奥」と記され「みちのおく」と読まれたと云われます。鎮守府も兼ねた多賀城から見ると北東鬼門5km。多賀城戦線の兵士を見守る位置。その多賀城の手前同方向に伊達家青葉城があります。
磐城の都都古神社(馬場・八槻)→陸前の鹽竈神社→陸中の駒形神社と蝦夷との戦線で一宮が北面に設置が進んでいきました。国家の礎を築いた軍神二神。鎮守府・蝦夷との多賀城戦線兵士のこころの拠り所とした神社だとあらためて感じた参拝となりました。
 
森山の神域への入り口
 
由緒書です。
 
別宮 塩土老翁神(シオツチオジ)日本神話では博識な道案内として登場。戦いの道案内の時に土地の人に製塩を伝える。本殿の西向き(海側)に祀られる。それは海上守護の為。土地勘のない僻地での武甕槌神・ 経津主神の任務の道案内を行う。
 
武甕槌神(左宮→鹿島神宮主祭神)・ 経津主神(右宮→香取神宮主祭神)は、国家の礎を築いた軍神。本宮正面の左右面に南面して祀られている。多賀城戦場の最前線の兵士を見守る位置。またこの方向の先には仙台伊達家のいる青葉城に向く。伊達家にとっての後ろ盾。江戸時代は伊達家の藩主が神社の大神主を務めた。
 
本宮と別宮の位置関係。豪華な神様のラインナップです。
 
別社志波彦神社併記の御朱印。手書きがうれしい。
 
塩、水上交通 明るい雰囲気の神社でした。
 
以下ウィキペデイアから抜粋
所在地 宮城県塩竈市一森山1番1号
位置 志波彦神社:北緯38度19分7.8秒 東経141度0分49.5秒
鹽竈神社:北緯38度19分7.5秒 東経141度0分45.2秒
主祭神 志波彦神社
 志波彦神
鹽竈神社
 塩土老翁神
 武甕槌神
 経津主神
社格等 志波彦神社
 式内社(名神大)
鹽竈神社
 式外社
 陸奥国一宮
両社共通
 旧国幣中社
 別表神社
創建 不詳
本殿の様式 流造
例祭 志波彦神社:3月29日
鹽竈神社:7月10日
主な神事 嘉津良比祭(12月1日)
 
メモ 162