miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20210920陸中国新一宮 駒形神社

陸中国新一宮 駒形神社です。岩手県奥州市水沢中上野町に鎮座します。主祭神 駒形大神で天照大御神・天常立尊・国狭立尊・吾勝尊・置瀬尊・彦火尊の6柱の総称です。
神体山は駒ヶ岳。創建は不詳です。
由緒書には雄略天皇の御代1500年程前、第十代崇神天皇の末裔である上毛野胆沢公が駒ケ岳山頂(現在は大日岳)に駒形さまを祀るとありました。
上毛野氏とこのエリアの関係を感じさせます。
古代に付近一帯が軍馬の産地であったと考えられ、馬の守護神としても崇敬されております。陸奥一宮の鹽竈神社が別宮として祀られております。
ここ「胆沢」は坂上田村麻呂が築いた「胆沢城」もあり、阿弖流為の本拠地であり、スサノオに一宿一飯を提供した蘇民将来の話が祭りの起源となる日本三大奇祭の「蘇民祭り」の「黒石寺」があり、15kmくらい行くと「中尊寺」があり歴史好きには大変興味深いエリアでした。
 
拝殿 当日は例祭。静かに箒で庭をきれいにしていたのが印象的。
 
由緒書。駒形岳の駒形様が地元信仰の始まり。大和政権になってから後付けでヤマトの神話の神様を設定する。日本中がそれ。上毛野の一族が赤城山をなぞらえて奉斎した話が面白い。群馬の影響がここ岩手県まで及んでいたことが興味深い。
 
陸羽の一宮の鹽竈神社の別宮(多賀城戦線)。蝦夷の戦いが胆沢戦線に移っても霊験がある鹽竈神社を持ってきたかったのかな。
 
全体がすごく落ち着きのある静かな神社でした。
 
御朱印手書きでいただきました。
 
以下ウィキペデイアから抜粋
在地 本社:岩手県奥州市水沢中上野町1-83
奥宮:岩手県胆沢郡金ケ崎町西根字駒ヶ岳
里宮:岩手県胆沢郡金ケ崎町西根雛子沢13
位置 本社:北緯39度8分11.59秒 東経141度8分17.11秒
奥宮:北緯39度11分44.08秒 東経140度55分11.07秒
里宮:北緯39度11分8.70秒 東経141度3分41.09秒
主祭神 駒形大神
(天照大御神・天常立尊・国狭立尊・吾勝尊・置瀬尊・彦火尊の6柱の総称)
神体 駒ヶ岳(神体山)
社格等 式内社(小)
旧国幣小社
別表神社
創建 不詳
本殿の様式 三間社流造
例祭 9月19日
 
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