miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20211004 遠江国一宮小國神社

遠江国一宮小國神社です。主祭神は大己貴命。創建は欽明天皇16年(555年)と伝わっております。天竜川を通じて信濃へ抜ける重要位置である森町一帯では、5世紀後半から古墳造りがはじまり、6-7世紀築造の古墳や横穴墓が多く発見されています。
在地の信仰が続いていた遠江にオオナムチ信仰が入り込んだと考えられております。山を神格化し奥宮を置き、麓に本宮を置くのはオオナムチ系神社のひとつの型である言われ、奥宮のあるご神体の山の名も同じ「本宮山」である三河国一宮の砥鹿(とが)神社と非常に由緒が似ていると思いました。
戦国時代には武田信玄と徳川家康の間で揺れ動いたエリア。神社は徳川側に。戦勝後、家康をはじめ徳川家の篤い信仰が続きます。江戸時代に隆盛を極め、古代の森といわれる約30万坪の広大な神域を持っております。現在でも「賭けに強い」と非常に参拝者が多い神社との事です。
 
立派な鳥居です。両端が上向きに反っている造りの明神(みょうじん)鳥居です。
 
アプローチが素晴らしい。
 
主祭神は大己貴命です。
 
全国一宮等合殿社。54社の一宮の神様が祀られている。これから全国各地に出没してご挨拶に参りますとお祈りしました。
 
ご神木。立派です。後ろ右斜めが現在の神木。
 
明治15年の大火にて焼失しましたが、明治19年再建されました。間口3間1尺5寸、高さ4丈3尺で屋根は総檜皮葺の大社造の御本殿です。
出雲大社(いずもおおやしろ)に代表される大社造は、伊勢神宮に代表される神明造や住吉大社に代表される住吉造と共に、もっとも古い神社建築様式とされる。
大社造の構造は掘立柱・切妻造・妻入であり、屋根には優美な曲線が与えられる。この点で直線的な外観の神明造や住吉造と大きく異なる。また、入り口が向かって右にあるのも大きな特徴である
 
境内は静かでした。拝殿右の建物は神饌調理の場。大・中・小祭の様々な祭祀の時に、御神前にお供えする神饌を調理する場所です。当社に伝わる古式神酒(どぶろく)もここでつくられています。右方は舞殿。正月3日の国指定無形文化財の「田遊神事」、また、4月の例祭では国指定重要無形民俗文化財の「十二段舞楽」がここで舞われます。
 
御朱印です。
 
以下ウィキペデイアより抜粋
 
所在地 静岡県周智郡森町一宮3956-1
位置 北緯34度50分51秒東経137度53分57秒
主祭神 大己貴命
社格等 式内社(小)遠江国一宮 旧国幣小社別表神社
創建(伝)欽明天皇16年(555年?)
本殿の様式 大社造
例祭 4月18日
主な神事 小國神社の田遊び小国神社の舞楽
 
メモ 200