miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20211004三河国一宮砥鹿(とが)神社

まとめ
三河国一宮砥鹿(とが)神社です。愛知県豊川市一宮町に鎮座します。主祭神は大己貴命、御神体は標高789mの本宮山です。創建は大宝年間です。国府の近くの里宮の背後にある本宮山山頂に奥宮があります。山の各所に古代祭祀遺跡があり砥鹿神社はここから始まったと考えられています。大己貴命の荒魂として東海地方では珍しいアラハバキが里宮・奥宮両方の末社(荒羽々気神社)に祀られていました。遠江国一宮の小國神社も山づたいにあり、昔の東海の道は海側・下流域より河川が渡りやすい上流域の道が使われていたんだと感じました(海側東名高速、山側新東名高速の関係)
徳川家康ももとをただせば三河の奥地・山地を抑えた一族の頭。1576年家康は本宮山を支配する奥平信昌へ長女の亀姫を嫁に差し出しております。信昌は武田井一色だった三河で唯一徳川の味方であり続けた大恩人と伝わります。長篠の戦いで武田軍に大勝したのは敵地で彼が孤軍奮闘したからと云われておりました。
 
まず本宮山の頂上近くに奥宮へ。標高789m。車でスカイラインを上がりました。山自体がご神体です。各所には古代祭祀遺跡が点在することから砥鹿神社の創祀(そうし)と考えられます。
 
朝一番で空気はさわやかですが、長距離移動早起きの体にはつらいです。
 
鳥居です。
 
奥宮の拝殿・本殿です。ハイキング・登山客がひっきりなしにお参りしていきます。みんなマスクしていないのは・・・です。
 
由緒書です。
 
東北・関東の神様アラハバキ。こちらでは健脚の神そして国津神の総帥大己貴命の荒魂として祀られています。神社の祖神は縄文のアラハバキだと考えられます。
 
磐座もあり、苔むして雰囲気のある神域です。
 
奥宮の御朱印頂きました。書置きでした。
 
豊川市一宮町にある里宮です。
 
由緒書です。主祭神は大国主命です。
 
表神門です。
 
拝所殿です。清々しいコンパクトな神社です。
 
本殿です。
 
鍵穴のようなマークは鹿・亀の骨を焼いてひびの形によって吉凶を占う「亀卜(きぼく)」です。「卜+鹿の骨」が神社名の由来ともいわれております。この占術が家康を産み、トヨタを産んだと思うと三河の力の源泉にこの神社があると感じさせます。
 
手書きの御朱印です。
 
里宮にも国津神の総帥大己貴命の荒魂としてアラハバキが末社として祀られています。
 
以下ウィキペデイアより抜粋
所在地
里宮:愛知県豊川市一宮町西垣内2
奥宮:愛知県豊川市上長山町本宮下4
位置里宮:北緯34度50分51.52秒東経137度25分16.32秒
奥宮:北緯34度54分20.6秒東経137度25分17.43秒
主祭神 大己貴命
神体 本宮山(神体山)
社格等 式内社(小) 三河国一宮 旧国幣小社 別表神社
創建(伝)大宝年間(701年-704年)
 
メモ 164