miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20220417加賀国一宮 白山比咩神社

加賀国一宮白山比咩神社です。石川県白山市三宮町に鎮座します。全国にある白山神社の2600社の総本社です。主祭神は白山比咩大神(菊理媛神)そして伊邪那岐尊・伊弉冉尊です。10代崇神天皇7年(BC91年)に白山の遥拝所を創建したのが始まりと伝わっております。
石川・岐阜・福井をまたがる2702mの白山が御神体です。富士山・立山と並んで日本の三名山です。その白山に白山比咩大神が鎮まり「神の御山」とされてきました。古来より生きていくのに不可欠な「水」を供給してくれることから、聖域として入山が長く禁じられていました。717年秦澄上人が開山。山頂に奥宮が創建されました。後、山麓に里宮や修験道場が開かれ、神仏習合が進む中で白山が望める石川・岐阜・福井を中心に白山信仰が全国に広がっていきました。加賀国では男子青年になったら必ず一回登山しなければならないというならわしがあったそうで平安時代以降信者の登拝が続いております。(参考 現在の登山者 平成20年全国6万人)
古代から農作における水の恵みの神、漁と航海においては安心を与える目印であった「白山」。広い平野からの多くの山並みの中、あきらかにわかる様に神々しく白く輝く「白山」。その神々しい山がもたらすやさしい恵みこそ白山信仰の根本だと強く感じた参拝となりました。
 
 
社号標です。

 
手水舎です。

 
三の鳥居です。

 
神門です。

 
社殿です。

 
社号額。向拝から外拝殿・幣拝殿

 
離れたところから白山山頂の奥宮を拝む遥拝所。神門をくぐった右側にありました。「白山三山」(大汝峰、御前峰、別山)の形をした大岩が鎮座します。

 
神門の横に境内摂社荒御前神社 荒御前大神・日吉大神・高日大神・五味島大神の4柱が祀られています。荒御前大神は、日本書記の中に、神功皇后が朝鮮に出兵した際、乗船に現われたという住吉大神の荒御魂。

 
境内神門の大欅。推定樹齢は1000年。

 
江戸時代末期にコレラ流行を予言したとされる「ヨゲンノトリ」。山梨県立博物館(同県笛吹市)がツイッターで発信。当時流行していたコレラの様子を村役人の喜左衛門が書いた「暴瀉しゃ病流行日記」登場。カラスのような黒い鳥だが、二つの頭があり、一つは白色。日記には「鳥は去年の12月に加賀国白山に現れ、『来年の8、9月のころ、世の中の人が9割方死ぬという難が起きる』と言った」などと書かれている。白山との関連なのか神社拝殿の横にありました。

 
御朱印です。

 

以下ウィキペデイアより抜粋


所在地 石川県白山市三宮町ニ105-1
位置 北緯36度26分5.60秒 東経136度38分10.32秒座標: 北緯36度26分5.60秒 東経136度38分10.32秒
主祭神 白山比咩大神
伊邪那岐尊
伊弉冉尊
社格等 式内社(小)
加賀国一宮
旧国幣中社
別表神社
創建 (伝)第10代崇神天皇年間
本殿の様式 三間社流造銅板葺
別名 白山権現
例祭 5月6日


メモ 305