miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20211222伊賀国一宮敢國(あえくに)神社

伊賀国一宮敢國(あえくに)神社です。三重県伊賀市一之宮に鎮座されています。
 伊賀の神奈備の南宮山の頂上に祀られていましたが、山麓に降ろしてお祭りするようになったのが敢國神社のはじまり。大岩祭祀跡からは古墳時代の祭祀用土器が出土しており神が宿る御神体の南宮山を仰ぎ奉るようにお祭りが行われたと伝わります。主祭神は8代孝元天皇皇子大彦命。四道将軍の1人で崇神天皇の時代に北陸・東海平定に貢献したと日本書記にあります。社伝によりますとその後この地に定住。大彦命の子孫の阿閉(あへ・阿部)氏により658年に祀られたのが創建とされています。神社の一帯は阿閉郡といい、社名も阿部氏の名前もこれに由来しております。遣唐使の阿倍仲麻呂や安倍晴明の出身の氏族です。
古代伊賀地方には外来民族である秦族が伊賀地方に住んでおり、彼らが信仰する神少彦名命も配神として一緒に当社に祀られたとの事。秦族は、技術文化を伝え伊賀焼や酒造をもたらし、また芸能においても能楽の祖の観阿称は伊賀の出身地で秦族出身と伝わります。近くの御墓山古墳は全長190mの県内最大の前方後円墳で大彦命の陵墓とされています。
また神社に伝わる黒党祭は、祭札に参加できるのは伊賀服部一族に限られ、黒装束で血盟の杯を行う一族の私的な祭りとして有名です。
伊賀は本当に歴史が濃いエリアだと感じた参拝となりました。
 
表参道です。

 
鳥居です。両部鳥居の様式。

 
絵馬殿です。

 
拝殿です。

 
拝殿奥。主祭神大彦命・配神の少彦名命 そして金山比咩命が祀られております。

 
拝殿から本殿への渡り部。本殿様式は三間流造

 
服部一族のみの私的な祭り「黒党祭り」。黒装束で参加する習わしと伝わります。11月23日に行われています。

 
御朱印です。

 

以下ウィキペデイアより抜粋


所在地 三重県伊賀市一之宮877
位置 北緯34度47分14.52秒 東経136度09分50.18秒座標: 北緯34度47分14.52秒 東経136度09分50.18秒
主祭神 大彦命
社格等 式内社(大)
伊賀国一宮
旧国幣中社
別表神社
創建 (伝)斉明天皇4年(658年)
本殿の様式 流造
例祭 12月5日
主な神事 獅子神楽舞初祭(1月3日)
獅子神楽舞上祭(4月17日)

 

メモ 225