miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20220519有珠善導寺(北海道伊達市有珠町)

有珠善光寺です。北海道伊達市有珠町にあります。9世紀はじめに円仁が、阿弥陀如来像を安置したことがはじまりと伝承されております。現実は鎌倉時代末期に和人が定住を始めた頃、私度僧「善光寺聖」が善光寺信仰を広めた云われます。北海道最古の寺の一つです。1804年には江戸幕府の蝦夷地直轄のためにこの寺はロシアの南下政策を牽制する国策上の使命を担う「蝦夷三官寺」の一つになりました。日本が実行支配している地であると牽制するために善光寺は幕府から大切にされました。併せて幕府役人や和人の供養も行いました。歴史の多様性により62点にわたる国の重要文化財を保有されています。

一方派遣された住職は、文字を持たないアイヌ民族に粘り強く布教し、その拠点でもありました。文字を持たないアイヌへの布教のツールとして、アイヌ語に訳されたこの寺の仏教経典が有名です。2020年7月12日OPENした国立アイヌ民族博物館に展示されています。アイヌの信仰と北海道における各宗教信仰の歴史に触れる為に博物館をセットされることをお勧めします。

境内に桜やアジサイ・イチョウなど季節ごとの花が咲く「花の寺」として有名です。1878年イザベラバードがこのを訪問し、「寺から響いてくる鐘の音のこの世のものとも思えぬ美しさ 私が日本で見た中で最も美しい絵のような景色であった」と自らの紀行文に記録されました。北の大地の気候の厳しさや激甚な火山活動、過酷な北海道開拓の中、この「花の寺」の境内は、本当に美しいと感じた参拝となりました。

 

善光寺 境内入口です。

 
鐘楼 イザベラバードが寺から響いてくる鐘の音のこの世のものとも思えぬ美しさと感嘆しました。

 
参道です。境内には春は桜から始まり桜・ツツジやアジサイ、牡丹など「花の寺」として有名。大銀杏など紅葉も楽しめるとの事。

 
かわいらしいお地蔵が並んでおります。

 
本堂です。

 
本尊は阿弥陀如来です。

 
奥が客殿です。(旧庫裡)

 
客殿正面から見えるつつじがきれいでした。

 
境内奥にありました。

 
境内奥にある森。海沿いとは思えない濃さです。

 
境内も花の寺と云われるだけあっていろいろな花が春先に咲いております。

 
アイヌを仏教信仰に変えていくためにアイヌ語に訳された仏教経典。この寺が国立アイヌ民族博物館に提供したものです。この博物館は2020年7月12日OPEN。おすすめします。

 
御朱印です。書置きでした。

 
室蘭名物の焼きとり。とりですが「豚」手前4串。左はとり皮です。一平本店ではなく「別店」で頂きました。練りがらしが実にいい!!

 
お店名物の「納豆あげ」 おすすめだけあって美味しいです。

 
最後に空港で松尾ジンギスカン ラムのジンギスカン丼を生ビールで頂き、よつばのソフトクリームを食べ、満足して飛行機に搭乗しました。アイヌの信仰も含めて再訪確定。楽しかったです。
次回は苫小牧のカレーラーメンをリピートしたいものです。

 

以下ウィキペディアより抜粋

 

所在地 北海道伊達市有珠町124番地
位置 北緯42度31分16秒 東経140度46分48秒座標: 北緯42度31分16秒 東経140度46分48秒
山号 大臼山
宗旨 浄土宗
寺格 末寺
本尊 阿弥陀如来
創建年 (伝)天長3年(826年)
開山 荘海
開基 (伝)円仁(慈覚大師)
中興年 1804年
中興 荘海
正式名 大臼山道場院 善光寺
札所等 北海道新四国八十八ヶ所霊場58番
文化財 蝦夷三官寺善光寺関係資料62点(国の重要文化財)、円空仏(北海道指定有形文化財)など。

 

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