miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20220928隠岐国一宮由良比女(ゆらひめ)神社

隠岐国一宮 由良比女(ゆらひめ)神社です。島根県隠岐郡西ノ島町浦郷(島前)にある由良の浜に鎮座します。創建は不明ですが、842年に官社になったと続日本後記に記録されています。平安末期には一宮と定められた神社です。主祭神は由良比女命です。延喜式神明帳に名神大社で元は「和多須神」である旨が記載されており、祭神は海童神とも。海上守護の神として古来より崇敬が篤い神様と伝わります。
海上鳥居のある神社前に由良の浜があります。毎年10月から翌年2月にかけてイカが押し寄せ、「いか寄せの浜」とも呼ばれております。昔は神社の前の海岸にイカの大群が押し寄せていたそうです。昔祭神の由良比女命が神無月の頃、出雲に渡るために芋桶に乗って海に渡っている時に、海にひたした命の手をイカが引っ張りました。神様と思わなかったイカは驚き、お詫びのしるしに毎年由良の浜に押し寄せるようになったと伝わります。地元の者は由良比女様の霊験と言って喜び、水際に番小屋や多くの小屋を建て、家族総出で烏賊を掬いとったと伝わります。(現在は少数ですが毎年寄せているとの事です。)
イカの彫刻が燈篭や拝殿に、合わせて10匹彫られております。神社でイカの彫刻を探すのも楽しみです。内海の静かさの中、なぜか明るい印象の漁村の神社でした。隠岐島前の西ノ島、本当に遠いところまで来たなと思いながらも、自分の大好物である「いかのお刺身」を無性に食べたくなった参拝となりました。
 
海上鳥居のある神社前にある由良の浜です。毎年10月から翌年2月にかけてイカが押し寄せ、「いか寄せの浜」とも呼ばれております。昔は神社の前の海岸にイカの大群が押し寄せていたそうです。現在は少数ですが寄せています。昔祭神の由良比女命が神無月の頃、出雲に渡るために芋桶に乗って海に渡っている時に、海にひたした命の手をイカが引っ張りました。神様と思わなかったイカは驚き、お詫びのしるしに毎年由良の浜に押し寄せるようになったと伝わります。

イカの彫刻が燈篭や拝殿に、合わせて10匹彫られております。神社にイカは珍しいと思いました。その一匹が石燈篭にありました。

 
由良の浜(いか寄せの浜)からこの鳥居を見ております。

隋神門です。

拝殿です。静かな境内です。

拝殿にはイカの彫刻が、残りの9匹が彫られておりました。合計10匹でした。

本殿です。1889年造営。案内板には二間社春日造変態・向拝唐破風とありました。

 
御朱印です。隠岐一宮とイカのしるしがあります。こちらは別府湾フェリー乗り場の観光案内所で授与されました。お参り前に御朱印帳を預けたので島内参拝の時間を多くとれました。

 

以下ウィキペデイアより抜粋


所在地 島根県隠岐郡西ノ島町浦郷922
位置 北緯36度5分30.98秒 東経132度59分16.22秒座標: 北緯36度5分30.98秒 東経132度59分16.22秒
主祭神 由良比女命
社格等 式内社(名神大)
隠岐国一宮
旧村社
創建 不詳
本殿の様式 春日造変態
例祭 7月の最終土・日曜日
主な神事 神帰祭 (11月29日)


メモ 192