miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20230208阿波国一宮論社 上一宮大粟(かみいちのみやおおあわ)神社

阿波国一宮「天石門別八倉比売神社」論社の一つ、上一宮大粟(かみいちのみやおおあわ)神社です。徳島県名西郡神山町神領の大粟山に鎮座します。主祭神は大宜都比売(おげつひめ)大神です。
古事記においては、まず伊邪那岐命と伊邪那美命の国産みにおいて、伊予之二名島(四国)神様として阿波国の別名として「大宜都比売」の名前が記載されています。一方「大宜都比売神」として須佐之男命の追放の時、食物を求められて、鼻・口・尻から様々の食物を出して様々に調理し、その様子を見て怒って殺され、その身からは、頭に蚕、両目に稲種、両耳に粟、鼻に小豆、陰部に麦、尻に大豆が生じた食物を掌る女神として記載されます。同名ですが別神と考えられています。一方社伝では大宜都比売神が伊勢国丹生の郷から馬に乗って阿波国に来て、この地に粟を広めたと伝えています。
本殿の右奥に境内社「結びの大御社」豊玉姫神社がありました。神社twitterによると真名井の女神と信仰され、近世には瀧宮と記録され上一宮の水の霊力を司る水の女神さまですとあります。一説には大粟姫(大宜都比売大神)の別神格として分霊されているとも伝えます。そこに「生命むすびの碑」があり大宜都比売大神と水の神様が共に五穀豊穣を達成したとあります。また、100年ぶりに「神の真名井」を復活させることが神社本来の結魂の神事形態を継承するものであるとありました。「本来の結魂の神事形態の継承」という言葉に触れ、大宜都比売大神は、また力を与えた水の神様は誰なのかという疑問が湧きました。
ただこの神社には食物や水の古くから信仰されている阿波の神様がおられるのではと強く感じた参拝となりました。
 
 
上一宮大粟神社の大鳥居です。徳島県名西郡神山町神領の大粟山のふもとにあります。

 
静かな山あいのすがすがしい空気忘れません。
 
先にすすむと二の鳥居と随神門があります。

 
随神門の先の参道は昔ながらの坂道が続きます。最後不規則な高さの石段が続きます。

 
境内に到着。正面に拝殿がありました。古いながら彫刻が立派で、大切にされてきたと感じる拝殿でした。大宜都比売命が祀られています。

 
拝殿の天井絵です。拝殿奥の扁額に上一宮大粟神社とあります。

 
本殿です。濃い朱色が特徴的です。朱色に食物の神様もしくは伊勢国丹生の郷から馬に乗って阿波国に来たという言い伝えと関連があるのかなと感じました。

 
本殿の右奥に境内社結びの大御社豊玉姫神社がありました。水の神が祀られていました。神社twiterによると真名井の女神と信仰され、近世には瀧宮と記録され上一宮の水の霊力を司る水の女神さまですとあります。一説には大粟姫(大宜都比売大神)の別神格として分霊されているとも伝えます。

 

そこに「生命むすびの碑」があり大宜都比売命と水の神様が共に五穀豊穣を達成したとあります。また、100年ぶりに神の真名井を復活させることが神社本来の結魂の神事形態を継承するものであるとありました。「本来の結魂の神事形態の継承」という言葉に触れ、大宜都比売大神は、また力を与えた水の神様は誰なのかという疑問が湧きました。

 
本殿の奥の山の中に大きな杉の御神木がありました。

 
以下ウィキペデイアより抜粋
 
所在地 徳島県名西郡神山町神領字西上角330
位置 北緯33度58分15.62秒 東経134度22分1.09秒座標: 北緯33度58分15.62秒 東経134度22分1.09秒
主祭神 大宜都比売命
社格等 式内社(大)論社
阿波国一宮論社
旧郷社
札所等 新四国曼荼羅霊場73番
例祭 1月10日
 
メモ 168