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全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20211221紀伊国一宮丹生都比賣(にうつひめ)神社

紀伊国一宮丹生都比賣(にうつひめ)神社です。和歌山県伊都郡かつらぎ町に鎮座されています。
「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産の一つとして世界文化遺産に登録されています。穏やかな田園風景が広がる天野盆地に1700年以上前に創建されたと伝わります。主祭神は女神・丹生都比売大神です。社伝によりますと丹生都比売大神(第一殿)は伊勢神宮に祀られる天照大御神の妹神で、別名稚日女尊。御子に当る高野御子大神(第2殿)と共に紀伊・大和地方を巡歴し、人々のために農耕殖産(衣食の道・織物の道)を教え導き、最後に天野の地に鎮まるとあります。また古くからこのエリアで信仰されていた氏神・女神とも考えられております。
「丹」は硫化水銀の鉱石から採取される「朱」を示し、この鉱脈があるところに「丹生」という地名と神社があり、丹生神社が88社、丹生都比売大神を祀る神社が108社、摂末社を入れると180社以上。この神社はその総本社です。
また丹生都比売大神と高野御子大神が黒と白の犬を連れた狩人になり、空海を高野山に導いたという話が伝わっています。空海が金剛峯寺を建立するにあたって丹生都比売神社が神領を寄進したと伝えらるなど、古くより高野山と深い関係があり、そして高野山の影響を強く受けている神社です。金剛峯寺の鎮守として信仰され、高野山に登る前にこの神社を参拝する習わしであったそうです。
古代におけるこのエリアの豊富な水銀鉱脈を持つ氏族の経済力が丹生都比賣神社や空海・高野山の信仰に恩恵をもたらしたのかなと感じた参拝となりました。
 
神橋 輪橋になっております。参拝者も通行可能ですが、冬季は閉鎖。淀殿の寄進と伝わる。

 
禊橋から中鳥居 両部鳥居の様式です。神仏習合が盛んだった神社によく見られる様式。高野山と縁の深い神社を感じさせます。

 
室町時代に建立された楼門。重要文化財の指定を受けています。参拝はこの楼門前からとなりました。とともに一般のご参拝はこの楼門前からとなります。

 
楼門前から本殿を望む

 
入母屋造・檜皮葺きの本殿 国の重要文化財 春日造では日本一の規模。室町時代に復興。
右奥から第一殿から第四殿へ並んでいます。第一殿丹生都比売大神(古くより祀られていた神。)第二殿高野御子大神(高野山開創と関係する神。丹生都比売の娘とも)
第三殿大食津比売大神(1208年氣比神宮から勧請されたと伝わる)第四殿市杵島比売大神(1208年厳島神社からの勧請と伝わる) 

 
穏やかな田園風景が広がる天野盆地に1700年以上前より鎮座しておりました。

 

御朱印です。

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以下ウィキペデイアより抜粋


所在地 和歌山県伊都郡かつらぎ町上天野230
位置 北緯34度15分45.80秒 東経135度31分19.20秒座標: 北緯34度15分45.80秒 東経135度31分19.20秒
主祭神 丹生都比売大神
高野御子大神
大食津比売大神
市杵島比売大神
社格等 式内社(名神大)
紀伊国一宮
旧官幣大社
別表神社
本殿の様式 一間社春日造4棟
別名 天野大社
札所等 神仏霊場巡拝の道第12番(和歌山第12番)
例祭 10月16日
主な神事 御田祭(1月第3日曜日)

 

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