miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20230113 琉球国新一宮波上宮(なみのうえぐう)

琉球国新一宮波上宮(なみのうえぐう)です。沖縄県那覇市若狭に鎮座します。古代からニライカナイ信仰(海の彼方から幸福を持ち来る神々)への祈りの聖地(御嶽)だった那覇港を望む波の上の崖端にあります。神社としての創建は不詳ですが、隣接する神宮寺である真言宗の護国寺が1368年に創建(沖縄で最も古い寺院)されているので、同時期と伝わります。主祭神は熊野信仰の伊弉冊尊・速玉男尊・事解男尊です。相殿神に火の神ヒヌカンがおります。中国・南方・朝鮮大和との交易のために港を出入りする船が航海の安全と感謝をささげた場所でした。琉球王朝からの「当国第一の神社」として深く崇敬されたきました。
鳥居手前右手にある神宮寺の護国寺においては、16世紀前半に紀伊国の那智から補陀落渡海を行い、琉球王国金武に漂着した日秀が熊野三所大権現の本地仏である阿弥陀如来・薬師如来・千手観音を作り安置しました。波上宮・護国寺両方の再興に活躍したと伝わります。
現在は崖端からの視線の先には大きな橋が架かっていますが、波の上ビーチに降りて海岸を静かに見ていると、熊野信仰との繋がりと合わせて、この海の先には桃源郷ニライカナイがあるのではと感じた「聖地」参拝となりました。
 
大きな鳥居と燈篭です。

 
拝殿 1993年に本殿と共に造営された拝殿 赤瓦が印象的です。拝殿から本殿は見えませんでした。

 
狛シーサーです。

 
拝殿にある扁額です。

 
本殿です。案内板にある写真を撮影しました。波の上の崖端に本殿があります。古代からニライカナイ信仰(海の彼方から幸福を持ち来る神々)への祈りの聖地(御嶽)だった那覇港を望む場所にあります。次回は波の上大橋から撮影したいと思います。

 
波の上ビーチから波の上の崖端に本殿の千木が見えました。

 
波の上ビーチです。岩のまわりは神域で立ち入り禁止になっております。きれいなビーチでした。

 
波上宮の神宮寺、沖縄最古の寺院護国寺です。波上宮鳥居の手前右にあります。

 
波上宮の御朱印です。沖縄総鎮守とあります。

 
波上宮の神宮寺、沖縄最古の寺院護国寺の御朱印です。

 
以下ウィキペデイアより抜粋
 
波上宮
所在地 沖縄県那覇市若狭一丁目25番11号
位置 北緯26度13分14.62秒 東経127度40分15.95秒座標: 北緯26度13分14.62秒 東経127度40分15.95秒
主祭神 伊弉冊尊・速玉男尊・事解男尊
社格等 旧官幣小社
別表神社
創建 不詳
本殿の様式 流造
別名 なんみんさん・波上権現
札所等 琉球八社
例祭 5月17日
 
 
護国寺
所在地 沖縄県那覇市若狭1-25-5
位置 北緯26度13分12.18秒 東経127度40分17.724秒座標: 北緯26度13分12.18秒 東経127度40分17.724秒
山号 波上山
宗旨 高野山真言宗
本尊 聖観世音菩薩
正式名 波上山 三光院 護国寺
別称 波の上の寺
 
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