miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20220416福井県越前市岡太(おかもと)神社・大瀧神社

福井県越前市大滝町の紙祖神として名高い「岡太(おかもと)神社」です。
 権現山の上宮(奥宮)では岡太神社・大瀧神社が分かれて祀られ、その麓の下宮では共に祀られております。岡太神社は今より1500年程前、継体天皇が越前に居られた時、岡本川上流のこの里に紙漉きの技術を伝えた川上御前を紙祖先として祀った神社です。大正12年大蔵省印刷局抄紙部に川上御前の分霊が奉祀され、岡太神社は名実共に全国紙業界の総鎮守となっております。下宮の本殿拝殿は拝殿と本殿が一体となった複合の社殿となっており複雑な曲面を持つ積み重なった屋根が特徴。1843年築造。永平寺の勅使門を手掛けた大久保勘左衛門の作です。御朱印は横山大観書による手漉きの和紙となります。近くの紙漉き体験の出来る越前和紙の里パピルス館(火曜日定休)にて頂戴しました。
 併設されている大滝神社は国常立尊・伊弉諾尊を主祭神とし、十一面観世音菩薩を本地とする神仏習合の社として創建し、大瀧兒権現を建立したと伝わります。後に明治時代の神仏分離令により、大瀧兒権現を現在の大瀧神社に改称したものです。神社の格としては大瀧神社の方が上。一方古くから住民達が崇拝してきたのは川上御前であったため「大瀧神社・岡太神社」と並記していると云われております。
 
 
街にある一の鳥居。岡太神社の扁額があります。

 
境内の鳥居です。

 

下宮神門・回廊です。平成4年に築造されたもの。

 
拝殿本殿です。天保14年(1843年)建立、昭和59年(1984年)重要文化財に指定。

 
拝殿(入母屋造妻入)と本殿(大型の一間社流造)が一体となった複合社殿。大久保勘左衛門(代表作は曹洞宗本山永平寺の勅使門)棟梁による、複雑な曲面を持つ積層した屋根が特徴。

 
社殿を飾る壮絶技巧の彫刻。本殿向かって右側。

 
社殿を飾る壮絶技巧の彫刻。本殿向かって左側。

 
拝殿に御朱印の案内状がありました。パピルス館へは車で5分くらいのところにあります。

 
頂いた厚い手漉き和紙の御朱印。

 
紙祖神川上御前の伝説由来の案内書。

 
岡太(おかもと)神社・大瀧神社由緒書

 

以下ウィキペデイアより抜粋


所在地 福井県越前市大滝町23-10
位置 北緯35度54分22秒 東経136度15分10.7秒座標: 北緯35度54分22秒 東経136度15分10.7秒
主祭神 大瀧神社:國常立尊・伊弉諾尊
岡太神社:川上御前(岡太大神)
御神体山:権現山
社格等 県社
創建 (伝)養老3年(719年)
例祭 春期例祭(5月3-5日)
秋期例祭(10月11-13)
主な神事 式年大祭 三十三年毎(本開帳)
御神忌 五十年毎(中開帳)


メモ 247