miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20220622 福岡県太宰府市宝満宮竈門(かまど)神社

福岡県太宰府市宝満宮竈門(かまど)神社です。天智天皇の時代に大宰府の鬼門にあたる宝満山(標高829m)に西の国家鎮護の為に神が祀られました。大宰府は推古天皇から持統天皇の頃にヤマト政権の重要な出先機関として整備されました。
創建はある高僧の前に玉依姫が出現したことにより、山頂の巨岩の上に宮が建てられた637年伝わります。主祭神は元々は神武天皇の御母「玉依姫」、時代が進んで神功皇后・応神天皇も祀られる様になりました。下宮は山の麓にあります。
宝満山は、最澄や空海をはじめ、遣隋使や遣唐使など大陸へ渡る人々が航海の安全と、目標達成のために登拝し、祈りを捧げた山として篤く信仰され大切に守られてきました。また中世以降は山伏による信仰が盛んになります。しかし明治になり神仏分離の政策により仏教的なものは廃され、山伏はこの山を去っていきました。神社が鎮座している宝満山は、日本の山岳信仰のあり方を考える上で重要な山として、2013年文化財保護法に基づく国の史跡に指定されました。山として鳥海山、富士山に次ぐ3例目です。
景色も良く、また信仰と歴史の山への思いから現代でも九州の登山者人気NO1の宝満山。平野のど真ん中にあり、ひときわ高くそして美しい宝満山。太古から現代まで人々は宝満山の姿に神様を感じてきたんだと感じた参拝となりました。
 
鳥居です。宝満山中腹にあります。

 
大宰府政庁の鬼門にあたる宝満山(標高829m)。その大宰府鎮護の為に祀られました。「方除け」に神として篤く信仰されました。また主祭神が玉依姫という女性神のため「えんむすびの神」として広く信仰されているとの事。

 
梅雨の時期。紫陽花が参道に飾られていました。

 
手水舎 非常にきれいな境内が印象的。

 
下宮本殿の拝殿です。本殿と共に昭和2年(1927)に建てられました。

 
社殿は山頂(標高829m)の上宮、山麓の下宮からなる。こちらは下宮本殿です。

 
神功皇后が宝満山頂に植えられ、三韓征討後に親しい人々との再会を祈願したと伝えられる再会の木の下宮の株分けされたものが右手に見えます。

 
御朱印です。

 

以下ウィキペデイアより抜粋


所在地 上宮:宝満山頂上
下宮:福岡県太宰府市大字内山字御供屋谷883
位置 上宮:北緯33度32分23.31秒 東経130度34分8.53秒
下宮:北緯33度31分43.93秒 東経130度33分8.68秒座標: 北緯33度31分43.93秒 東経130度33分8.68秒
主祭神 玉依姫命
神功皇后
応神天皇
社格等 式内社(名神大)
旧官幣小社
別表神社
創建 (伝)天武天皇2年(673年)
別名 宝満宮・竈門宮
例祭 11月15日


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