miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20211110飛騨国一宮 飛騨一宮水無(みなし)神社

飛騨国一宮 飛騨一宮水無(みなし)神社です。 岐阜県高山市一之宮町に鎮座します。主祭神は「水無大神」で御歳大神ほか14柱の総称です。社殿によると創始は神代とありますが、平安初期に神位を授かられております。神体山「位山」は日本を二分する分水嶺に位置し、「水無大神」は里に水を配って穀物を実らせる水源の神・作神様として信仰を集めております。「水無」は「水主・水成し」で水源を意味すると考えられています。島崎藤村の父で「夜明け前」の主人公「青山半蔵」のモデルとなった島崎正樹が明治初めこちらの宮司を務めました。学問・詩歌にすぐれた方で、晩秋を詠んだ短歌一首の碑が神社内にあります。
飛騨には両面宿儺というまつろわぬ神としての鬼人伝説があります。一方地元では悪いものを退治した護法神として語られることが多い様です。山岳の民と朝廷との関係の歴史を想像させます。
山の暮らしと水の清らかさ・豊かさを感じさせるくれる一宮参拝となりました。
 
正面から。飛騨高山とあって紅葉の色が濃い。

 
楼門です。
 
入ってすぐの絵馬殿です。棟札は慶長12年(1607年)
 
楼門をくぐると拝殿本殿の全体はこんな感じです。小ぶりながらさすが一宮です。
 
本殿です。
 
里に水を配って穀物を実らせる神様。水がきれい。
 
明治7年から10年までは、島崎藤村の父で『夜明け前』の主人公・青山半蔵のモデルとなった島崎正樹が宮司を務めていた。夜明け前もう一度読もうかな。
 
昔境内大鳥居の横に目通り径1.5m、高さ数十メートルもある桧の大樹がありました。しかし社家や民家が大樹により日蔭になるので里人たちが伐って普請に使おうとしたところ、一夜の中に幹はもとより梢に至るまでねじ曲がってしまったいわれのある木です。
 
18世紀後半大原騒動と呼ばれる百姓一揆が起こる。18年間に及ぶ長期戦。神社の境内に数千人の農民が集まって3か月にわたり集会。代官は武力で襲撃、その咎に問われ神主が処刑された。珍しい。一揆の記念の石碑がこれ。
 
 
両面宿儺(すくな)という鬼神。現在アニメ「呪術廻戦」のモチーフ。この神社の祖神とも・・
 
七五三のシーズン
 
きれいな神社です。
 
御朱印です。
 
参拝後に道の駅でおやつに五平餅。
 
続いて夜高山の居酒屋で漬物ステーキと牛肉朴葉みそを頂きました。
 
以下ウィキペデイアより抜粋
 
所在地 岐阜県高山市一之宮町一の宮上5323
位置 北緯36度05分7.10秒 東経137度15分6.7秒座標: 北緯36度05分7.10秒 東経137度15分6.7秒
主祭神 水無大神
(御歳大神ほか14柱の総称)
神体 位山(神体山)
社格等 式内社(小)
飛騨国一宮
旧国幣小社
別表神社
例祭 5月2日
 
メモ 127