miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20211219和歌山県田辺市熊野本宮大社

和歌山県田辺市の熊野本宮大社です。和歌山県田辺市本宮町本宮に鎮座します。
熊野三山の中枢。全国に4700社以上ある熊野神社の総本宮です。神社の縁起によると崇神天皇の代に三本の川(熊野川・岩田川・音無川)の合流地の中州にあたる聖地、大斎原(おおゆのはら)に社殿が創建されたと伝わっております。主祭神は、家津美御子大神(素戔嗚尊)です(大社由緒書)。造船術を伝えられたことから船玉大明神とも称せられ、古くから船頭・水主たちの篤い崇敬を受けていました。熊野水軍が発達して西日本の多くの海を掌握したのもこの神によるものとされております。
奈良時代には仏教を取り入れ、神=仏としておまつりするようになります。(神仏習合 本地仏阿弥陀如来)
いくつかの熊野古道の交差点に鎮座する本宮大社は熊野詣の最初の目的地。熊野川を下りその後熊野速玉大社そして那智熊野大社へと参拝するのが一般的であったとの事。
平安時代になると、皇族・貴族の間に熊野信仰が広まり、京都から熊野古道を通って上皇の一行等が何度も参拝に訪れました。室町時代には、武士や庶民の間にも熊野信仰が広まっていきます。産田社(伊邪那美大神の荒魂・女性の謹り神)など男女や身分を問わず、全ての人を受け入れる懐の深さから、大勢の人が絶え間なく参拝に訪れる様子は「蟻の熊野詣」と例えらております。明治22年の大洪水により、大斎原は大きな被害を受け明治24年に山の中腹に上四社が現在地へ移されました。山あいなのに静かに流れる熊野川の岸に立ち、強い神威を感じました。
 
お参りに順番が有ることを告知するポスターです。

 
神門です。この先は撮影禁止でした。

 
由緒書です。

 

八咫烏のポスト。境内に多くの八咫烏がおりました。

 
大斎原にある鉄筋コンクリート造の日本一高い大鳥居。高さ33.9m、横42m。2000年(平成12年)完成。この大斎原内も撮影禁止

 
産田社 大鳥居の前に鎮座。伊邪那美大神の荒魂・女性の謹り神

 
大斎原 由緒書

 
大斎原 熊野川 山あいの立地ながら流れが優しい

 
御朱印です。

 
大斎原の御朱印も頂きました。

 

以下ウィキペデイアより抜粋


所在地 和歌山県田辺市本宮町本宮1100
位置 北緯33度50分26.1秒 東経135度46分24.5秒座標: 北緯33度50分26.1秒 東経135度46分24.5秒
主祭神 家都美御子大神
社格等 式内社(名神大社)
旧官幣大社
別表神社
創建 伝・崇神天皇65年
本殿の様式 入母屋造(第一殿・第二殿)、切妻造(正面)・入母屋造(背面)(第三殿・第四殿)
札所等 神仏霊場巡拝の道第4番(和歌山第4番)
例祭 4月15日(御田祭)


メモ 232