miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20220305 宮崎県日南市鵜戸神宮

宮崎県日南市の鵜戸神宮です。宮崎県日南市大字宮浦に鎮座します。主祭神は日向三代の3代目で火折尊(山幸彦)の子、神武天皇の父の「鸕鷀草葺不合尊」です。
古代より聖地として信仰されて10代崇神天皇朝の創建と伝わります。神社では珍しい下り宮です。
母は海神の娘、豊玉姫。サメの姿になって鸕鷀草葺不合尊を産んだ時、火折尊(山幸彦)に見られ、恥じて海に帰りました。その産屋の洞窟がこの鵜戸神社となったと云われています。海に帰る際、産んだばかりの子の鸕鷀草葺不合尊を不憫と感じて、乳房を残したと伝わるのが「お乳岩」。洞窟の本殿の裏にあります。またその洞窟の前の海岸に豊玉姫が出産のときに乗ってきたと云われる、「亀石」という霊石があります。豊玉姫が慌てて帰った為、亀はその事に気づかず、ずっと待っていたら石になったそうです。
奈良時代の後期に寺院が再興され、西の高野山と呼ばれ神道の一大道場として栄えました。昔から大隅・薩摩からも多くの信者が参拝したとの事。昭和戦後の新婚旅行のメッカであった様に現在も安産・子供の成長そして航海安全を願う人々から多くの信仰を集めております。日向には神話にまつわる伝承地が本当に多くあるなと感じた参拝となりました。
 
鳥居です。

 
日南に関わる神様の系図です。神話にまつわる伝承地が多く日向にはあります。

 
神門です。

 
楼門です。

 

下り宮です。下った左の洞窟の本殿があります。

 
写真の中央、本殿下に、豊玉姫が出産の為に乗って来られたと言われる霊石亀石があります。

 
本殿では御主祭神の外に五柱の大神様をお祀りしております。何回となく修改築されており、近いところでは昭和43年に行い(257年ぶり)、平成9年にも改修を行っているとの事。

 
お乳岩の案内板

 
豊玉姫が子の育児のため、両乳房をご神窟にくっつけて行かれたと伝える「おちちいわ」。いまもなお絶え間なく玉のような岩しみずを滴らせています。安産・育児の信仰の拠り所です。

 
御朱印です。

 

以下ウィキペデイアより抜粋


所在地 宮崎県日南市大字宮浦3232
位置 北緯31度39分01秒 東経131度28分00秒座標: 北緯31度39分01秒 東経131度28分00秒
主祭神 日子波瀲武鸕鷀草葺不合尊
社格等 旧官幣大社
別表神社
創建 伝崇神天皇朝
本殿の様式 八棟造
例祭 2月1日
主な神事 神幸祭
シャンシャン馬道中


メモ 410