miyajundesu blog

全国一宮、各県有名寺、日本100名島の巡回の日々。自分を見つめるための少し長い旅。楽しみです。

20220418真宗大谷派井波別院瑞泉寺(富山県南砺市) 

真宗大谷派井波別院瑞泉寺です。富山県南砺市井波にあります。この地で1488年一向一揆が勃発。織田信長に滅ぼされるまでの100年間農民の国として自治国家が成立した地であります。佐々成正が焼き払うまではこの寺院が越中一向一揆の拠点とされ、伽藍は堅牢な石垣に囲まれていました。
世界最大の木造建築の五指に入る450畳の本堂(1位東本願寺御影堂、2位は東大寺大仏殿、3位は西本願寺御影堂、4位は東本願寺阿弥陀堂、5位が瑞泉寺本堂)、随所に施された彫刻群には本当に圧倒されます。彫刻は京都本願寺の職人から技を教えてもらった井波の地元の彫刻職人の手によるものです。何度の災害や戦災等の破壊から瑞泉寺本堂・太子堂のその見事な建物・彫刻が何度も再生されたのは、井波の人々の深遠な浄土真宗への信仰心や精神性に基づくものと強く感じました。太子堂は井波彫刻の粋を集めた建物として知られ、200本のノミを使い、1本の木から仕上げる井波の伝統技術が用いられているとの事。
見事な彫刻がされた北陸最大の大伽藍の持つ瑞泉寺と合わせて、市内には数百に上る聖徳太子像が存在。また街並みでの彫刻師の家から聞こえるノミの音が「日本の音風景100選」に指定されています。次回はそうした井波の町並みにゆっくり宿泊したいと感じた参拝となりました。
 
寺号標です。

 
由緒書です。

 
式台門です。

 

山門です。

 
山門の見事な彫刻です。

 

本殿です。屋根に残った雪をおろす工事中でした。日本の五指に入る本堂。京都の本願寺御用達の職人から技を学んだ地元井波の彫刻職人の手によるもの。(参考)世界最大の木造建築は東本願寺御影堂、2位は東大寺大仏殿、3位は西本願寺御影堂、4位は東本願寺阿弥陀堂、5位が瑞泉寺本堂(450畳)

 
境内にある鐘楼堂。

 
本殿左にある太子堂。太子堂は仏教興隆の祖の聖徳太子を祀る仏堂。浄土真宗を始め多くの寺院に存在する。市内に数百に上る聖徳太子像が存在する。

 
太子堂・本堂の随所に施された彫刻群には圧倒される。京都の本願寺御用達の職人から技を学んだ地元井波の彫刻職人の手によるもの

 
太子堂から本堂への渡り廊下

 
太子堂の仏壇

 
本殿の仏壇

 
本殿の軒下の彫刻

 
御朱印です。

 
以下ウィキペディアより抜粋
 
所在地 富山県南砺市井波3050
位置 北緯36度33分30.55秒 東経136度58分19.92秒座標: 北緯36度33分30.55秒 東経136度58分19.92秒
山号 杉谷山
宗旨 浄土真宗
宗派 真宗大谷派
寺格 別院
本尊 阿弥陀如来
創建年 明徳元年(1390年)
開基 綽如
文化財
【重要文化財】
後花園天皇宸翰消息
綽如上人勧進状
【重要美術品】
聖徳太子絵伝
【富山県指定文化財】
山門
木造阿弥陀如来立像
【南砺市指定史跡】
瑞泉寺境内
 
メモ 164